文化人類学・地域学・環境学)いのちの声に耳を傾ける暮らし RT_@tiniasobu
2021/01/15
大学生か?地域に
某大学の15回の授業の最終回です。
0.アフリカや沖縄などでのいろいろな暮らしを経験してきたわが家が、いまどのような暮らしをめざしているかの動画をご覧下さい。
いのちの声に耳を傾ける暮らし https://youtu.be/Av01BJ8nc08
動画の補足資料
サティシュ・クマール師が来日されたときの動画は、以下にあります。https://youtu.be/T0Gt8Nzlbic
上関の生物多様性(日本生態学会の自然保護専門委員としての活動です)http://ankei.jp/yuji/?n=2453
課題0 最初の動画を見たうえで、私か妻の貴子への質問を書いてください。
課題1.出席回数・小レポートの評価・コメント欄の振り返り
小レポートの数が9回以下の方は、3分の2以上出席という条件が満たされませんから、最終レポートを出す権利がありません。ただし、課題をきちんとやって下されば、最終レポートの締め切りに間に合うように、追加で小レポートを出されることはかまいません。
10回以上出席の方は、今回を含めて、あなたの小レポートの点数を合計してみましょう(満点は150点)。授業の態度もシラバスでは採点対象としていましたので、コメント欄で質問をした授業が何回あったかを数えて、それを1つの授業で何度質問しても、1回の授業では合計0点か2点として足し算してください。毎回質問すれば、30点になります。今回はコメント欄で質問することを課題0にしていますから、全員2点ずつ増えます。すでに小レポートを提出された過去の回について、あらたに質問を書いてもカウントはしません。最後に、15回全部出席された方は、授業態度良好として、20点プラスです。(平常点は200点となります)
短く、小レポート14回140点+質問した授業5回10点=150点 などと書いていただければOKです。
課題2.最終レポートの準備
今回の課題は、最終レポートのタイトルと100字程度でその内容を端的に示す「目標規定文」を書くというものです。
より書きやすいように、アドバイスを差し上げることがありますが、それを採用する、しないはご自由です。
目標規定文
私はこのレポートで( A )について取り上げる。( B
)を根拠にして考察し、( C )と主張する(または提案する)。
A:取り上げたいテーマ(論点・問い)
B:分析や論証の方法(根拠・引用+自分の体験)
C:主張・提案(自分の意見)
主張型と提案型のレポートの違いは、あなた自身が解決策に入りにくいものは主張するしかなく、あなた自身が解決策の一部でありうるものは、提案型も可能ということです。
以下は、ブログ「ガクセイ基地」からの引用です。
目標規定文はレポートの核です。資料を読む時や本文を書く際にも、目標規定文を意識していけば、方向性を間違えることはありません。なのである程度レポートの方向性が決まったら目標規定文を作るようにしましょう。
目標規定文の例
このレポートでは、地球温暖化の影響による海面上昇を抑制することは可能かについて論じる。海面上昇の原因となる温室効果ガスの排出を止めるための対策を比較し、結論として、再生可能エネルギーの導入を推進すべきだと主張する。
(引用終わり) https://gakusei-kichi.com/?p=48830
予告 最終レポートのテーマ
最終レポートは、今回とは別の課題として来週金曜日以降提出していただけるようにします。テーマは、以下のいずれかを選択してください。長さは、本文1200字以上2400字以下。
表紙はいりません。冒頭に、あなたの平常点の合計(上記の課題2に、今回の結果を加えたもの、147+12+20=179 などのように)を書いて下さい。
資料や引用文献(必須)は分量に数えませんが必須です。出典を示さない無断引用は、盗作とみなして、書き直しをお願いします(Googleclassroomには、レポートのコピペ部分を発見する機能を使用する予定です)。
自分独自の経験や意見が、全体の3分の1から半分程度あるように書いてください。
テーマ 以下のどちらかを選んでください。
a.コロナの時代に、それでも文化の多様性を尊重する生き方を自分または親しい人に提案する内容。(手紙形式も書きやすいかもしれません。その場合も文献の引用は必須です。)
b..文化人類学をめぐって自由に設定したテーマ。(授業で取り上げたテーマでもそれ以外でも可、ただし自分の生き方と関わりがないレポートは、評価の「気づき点」が低くなります。)
評価のポイント(到達目標)は、シラバスに書いた通りです。
(1)異文化こそが自分を映す鏡であるという、文化人類学の基本的なものの見方を身に付けている。
(2)自文化へのこだわりを離れ「みんな違っている」ことを基礎としたより高い視点に立つ心構えをもっている。
(3)自分と異なるものの存在を認めない不寛容に対して、どのように対処すべきかという問いに、日常生活の中で具体的に応えられる力を身に付けようとしている。
平常点は40%、最終レポートは60%の評価です。以下が大レポート採点の基準です。
K気づき点:授業の前と比べて自分の考え方や態度・行動がどのくらい変わったか。(50%)
M学び点:具体的な知識の詳しさや正確さ。文末に示すだけでなく、文中での文献の引用ができているか。(40%)
H表現点:独自の表現があるか、誤字脱字はないかなど。(10%)
平常点が200点満点ですから、最終レポートは、その1.5倍で300点満点になり、500点が全体の満点です。大学には、これを5分の1にした100点満点として成績を提出します。
文献の引用の仕方の復習→http://ankei.jp/yuji/?n=287
お願い
読ませていただいて私が感動したレポートがあったら、来年度以降の受講希望者や、文化人類学に興味をもつ一般の人向けに、大学名と執筆者の名前を伏せて安渓のブログ(http://ankei.jp)で公開することを希望します。成績には関係ありませんから、公開可か不可かをレポートのはじめに書いておいてくださるとありがたいです。書いてない場合は公開しません。昨年の高評価レポートの例
http://ankei.jp/yuji/?n=2506(名前をつけての公開を了承あるいは希望される場合にも対応しています。大学1年生のレポートの実例→http://ankei.jp/yuji/?n=1798)
おまけ
対面では歌を歌ったり、オカリナを吹いたりするのですが、そういうのがお好きな方は、私の 山口県立大学での最終「こうぎ」をご覧下さい。今回の授業のタイトルの「?」に私がどんな字をあてはめているかもわかります。
唐突なリサイタル)人類樂・地域樂・自分樂──みんなちがってみんな「?」
http://ankei.jp/yuji/?n=2278 動画つきです。https://youtu.be/fX6ss3-n4Io
安渓遊地(生物文化多様性研究所)