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地域研究)与那国島関係文献目録 #Bibliography #Yonaguni #Human-Nature_relationship
2025/08/20
海外の研究者から日本語で問い合わせがありました。与那国島で地域研究をしたいという内容でした。
表題の文献は、渡部忠世, 生田滋編『南島の稲作文化 : 与那国島を中心に』
法政大学出版局, 1984.6 の中に、安渓遊地編で収録しています。PDFを貼付しました。
その後のバージョンアップはしていませんが、
https://shimatosyo.com/index.html/okinawa/rist_o/0452yonaguni.htm に載っていますので、2019年ごろまでの資料として引用させていただきました。
与那国町史 は、きわめて重要な基本的文献として参照すべきものです。
とくに、地名の詳しさは、群を抜いています。生物文化多様性の保全のためにも、役立ちます。https://ankei.jp/yuji/?n=2953
とくに、自然と文化の関係については、
Ankei Yuji+Takako 2023
https://jmic.online/issues/v12n3/6/
があります。
An Illustrated Cosmology of Yonaguni Island, Ryukyus: A collection of daily prayers and songs for biocultural diversity and island sustainability
同じ内容ですが、簡略化した日本語版は、https://ankei.jp/yuji/?n=2750でお読みいただけます。
2025年2月 ふがぬとぅ:与那国島の済州島漂流民伝承
を刊行しました。https://ankei.jp/yuji/?n=3031
この内容を簡単にまとめて、9月始めに、韓国の学会でお話することになっています。英語のプレゼンです。
https://ankei.jp/yuji/?n=3070
東台湾海での与那国・蘭嶼・緑島・バタン諸島などの関連については、台湾の中央研究院の黃智慧さんの2011年発表の研究が先駆的です。https://tokyo-metro-u.repo.nii.ac.jp/records/2337
論文にはしていませんが、和歌嵐香さんの、石器を使った経験のイラストなどは、限りなく興味深いとおもいます。https://ankei.jp/yuji_en/?n=2869
Arne Røkkum さんの研究はもちろん欠かせないものと思います。2006年発行 https://www.routledge.com/Nature-Ritual-and-Society-in-Japans-Ryukyu-Islands/Rokkum/p/book/9780415545648
2024年に、与那覇有羽(よなは・ゆう)さんの伝統芸能に注目した論文が現れました。https://muse.jhu.edu/pub/15/article/919656/summary
島の研究を人と自然の関係の解明を目標にやっているとなると、地球研のLINKAGEプロジェクトなどがありますが、これは、あと1年半で終わりで、与那国島を対象にしているのは、いまのところ安渓遊地・安渓貴子だけです。https://www.chikyu.ac.jp/rihn/activities/project/detail/8/


