農業公園)参考見積もり4社のうち、一番高い会社にあわせて予算請求
2024/11/18
のりべん という言葉をご存知ですか。海苔弁当の略です。
実物の作り方は、例えば以下のサイトに載っていて、写真のようにおいしそうです。日本独特のお弁当かもしれません。https://uminorecipe.jp/articles/kyushu/yanagawa/746
しかし、情報開示を求めると、添付の写真2のような〝開示〟がされることがあって、これは、おいしそうではありませんが、姿が似ていることから、「のりべん開示」と呼ばれています。日本独特の方式かもしれません。
pdfで添付したのは、2024年9月に山口県によって〝情報開示〟された資料です。
金額と、4社のうち2社の社名以外は、すべて黒塗りで、典型的な「のりべん開示」です。
それでも、2ページ目の以下の文書で、
1.参考見積もりの一番高いものに合わせて予算を申請したこと がわかります。
さらに、https://ankei.jp/yuji/?n=2971 とひき比べると、
2.本見積もりも参考見積もりの最高値とまったく同額でだされて、
3,結局、この金額で最高額の見積もりをした業者に発注されたことがわかります。
1.は、そこに書かれている説明を見ても、納得のいく理由とは思われません。
2.は、補助金をもらって農舎の改築などをするときに、最初に業者が出す参考見積もりが、本見積もりと同じということは、競争がはたらいているならば、考えにくいことです。
3.は、結局一番高い業者に依頼することになったわけですが、「お宅の金額で予算をとったから、そのままで出してもらっていいですよ」という情報が県庁側からもたらされたと考える以外には、理解ができないことです。しかし、もしそうであれば、随意契約が許されていない競争入札であるべき事業の競争を妨害して、結果的に税金の無駄遣いになった可能性が強いのではないでしょうか。
以上は、安渓遊地の個人的なすなおな疑問です。
以下引用
予算要求額算出根基
令和4年11月 管財課財産活用班
1 業務名
農業試験場跡地利用基本計画策定及び公民連携手法導入可能性調査
2 参考見積業者
4者
3 参考見積額
業者名 見積額(円)
PwCアドバイザリー合同会社 39, 325, 000
-------------(墨消し) 32, 070, 000
(株)オリエンタルコンサルタンツ 28, 193, 000
-------------(墨消し) 27, 918, 440
4 予算要求額
39,325千円
5 理由
本業務は、 価格だけで判断するのではなく、 相手方の提案に基づき、企画力、技術力、 実績 業務実施体制等を勘案し、総合的に相手方を特定することが、業務目的を達成する上で、 より望ましい成果を期待できることから、 公募型プロポーザル方式の採用を想定している。
跡地利用に係る同種業務事例と比しても、 農業試験場の敷地 (18.7ha) が他事例よりも著しく広大であることも踏まえれば、このたび徴した参考見積額が過大とまでは言えないことから、参考見積額が最も高い 39,325 千円を予算要求額とする。
<公募型プロポーザルによる同種事例>
発注元 業務名 面積(ha) 委託上限額 (千円)
奈良県 県立奈良病院跡地活用に係るまちづくり基本計画策定業務 4. 5 27,000
会津若松市 県立病院跡地民間活力導入可能性調査等業務 2. 5 21, 803
引用終わり
注、
PwCアドバイザリー合同会社(人員約900人)
https://www.pwc.com/jp/ja/about-us/member/deal-advisory.html
(株)オリエンタルコンサルタンツ(社員1285人)
https://www.oriconsul.com/about/company.html