お話します)2023/7/3@石垣市の大濱信泉(おおはまのぶもと)記念ホール「里山の自然と開発問題」RT_@tiniasobu
2023/06/24
八重山の人と自然の関係の、過去・現在・未来を勉強しはじめて50年目です。
このたび、石垣金星さんの1周忌に、西表島を訪問したあと、石垣市でお話しをさせていただくことになりました。主催される団体からのメッセージを共有します。
http://ankei.jp/yuji/?n=2590 に掲載したように、ユニマットという会社による大規模開発計画に、地元の行政が、「それは素晴らしい」と乗った形の開発計画があります。弁護士たちのニュースレターでも紹介されました。http://ankei.jp/yuji/?n=2688
西表では、浦内川という生物文化多様性のホットスポットに建設されてしまったリゾートホテルに対して、石垣金星さんは、最高裁まで闘いました。彼を迎えた座談会のようす。 https://ameblo.jp/glp-iriomote/entry-10151526518.html
日本生態学会でも、総会の決議によって、浦内川河口のユニマットのホテル建設に待ったをかける要望書を作成して提出しました。 http://ankei.jp/yuji/?n=210
そして、琉球の自治 in 西表島宣言を 2011年に発しています。http://ankei.jp/yuji/?n=615
これらは、地域と研究者が手を結んだ研究を行ない、それをまとめた成果に基づく行動でした。http://ankei.jp/yuji/?n=75
山口県上関町では、中国電力の上関原子力発電所の建設計画に対して、40年以上にわたって、地元の反対が根強く、いまだに着工させていません。
市民科学者と地元の自然保護団体が組んで、独自の環境影響評価書を作って、名古屋で開かれた生物多様性条約締約国会議COP10にあわせて出版したことがあります。 http://ankei.jp/yuji/?n=2453
観光施設とか発電所開発には、数年から数十年程度の ”賞味期限” があります。一方、石垣島では、2万7000年も昔から人が暮らしてきた遺跡(白保竿寝田原=そーんたばる=洞窟遺跡)が見つかるなど、人と自然の関係は、はるかにながいスパンでとらえる必要があります。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tits/25/2/25_2_48/_pdf/-char/ja
孫子の時代に、さらには何十代先の生き物たちから感謝される「賢い選択」とはなんでしょうか? そんなことをシマ島の自然とのつきあいの伝承の智恵などからさぐりたいものです。
以下引用です。
石垣島の牧草農地や公園では、多くの生き物たちを見ることができます。石垣市の鳥、国の特別天然記念物のカンムリワシも、森に接する水田や道路沿いで餌を求める姿がよく確認されることから、里の鳥といえるでしょう。島の豊かな自然を守るためには人間の生活ばかり優先してはいけません。里山の自然について考える機会となる講演を企画しました。
講演者の安渓さんご夫妻は、長年西表島の生物文化多様性についてご研究され、「西表島の地名と生物文化データベース」を作成されています。また、西表島で島おこし運動をリードし2022年6月に逝去された石垣金星さんと親交が深く、お二人の呼びかけをきっかけに石垣金星さんの遺稿集「西表島の文化力―金星人からの地球人へのメッセージ」が、この6月に発刊されました。
安渓さんご夫婦は八重山だけでなく山口県の上関原子力発電所開発問題や広島県ハチの干潟に接する LNG
基地・発電所建設計画など、多くの開発問題に向き合われています。石垣島の自然とどう向き合うか、八重山の西表島のお話と、日本の他の地で起こっている問題と、複数の事例を聞きながら考えましょう。
※ 2023年6月27日ごろから「西表島の文化力―金星人からの地球人へのメッセージ」が石垣島内の書店で購入可能です。あらかじめ入手しておいていただければ、本には入れられなかった石垣金星さんとのとっておきのお話もより深くお楽しみいただけるでしょう。
<日 時> 7月3日(日)18:30開場 / 19:00講演開始
<講 師>
〇安渓遊地 山口県立大学名誉教授
日本生態学会自然保護専門委員 京都大学理学博士/編著書に「西表島の農耕文化」「奇跡の海―瀬戸内海・上関の生物多様性―」「田んぼの恵み―八重山のくらし(聞き書き・島の生活誌)」など
〇安渓貴子 山口県立大学非常勤講師 理学博士/編著書に「ソテツをみなおす―奄美・沖縄の蘇鉄文化誌」「うたいつぐ記憶―与那国島・石垣島のくらし
(聞き書き・島の生活誌)」「いのち湧く島・与那国」など
<会 場> 大浜信泉記念館ホール(石垣市登野城2-70/0980-84-1551)
https://ohamanobumoto.net/access/
<参加費> 無料 カンパ歓迎
<主 催> 「カンムリワシの里と森を守る会(準備会)」/連絡先:井上志保里さん
https://kanmuriwashi-sato-mori.org/
twitter @kanmuri_washi によると
オンライン希望の方いましたら shrinoue◎gmail.com までご連絡下さい
とのこと
引用終わり
井上さんの携帯番号はけずってありますので、このブログ(Ankeis’ Active Home)で見た方のお問い合わせ先は、 a◎ankei.jp
でお願いします。(◎を@にして送信)
生物文化多様性研究所 安渓遊地・安渓貴子