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防府市)西浦のエヒメアヤメ4月19日まで一般公開
2010/04/16
今日からはじまった公開授業「環境問題」に参加してくださっている清水義治さん
(エヒメアヤメ保存会)からのご案内です。
エヒメアヤメも19日まで一般公開して居ます。
今年は4月1日時点で数株咲いて居り、公開開始日は10日でしたので現在では
開花間もない花の株数は少なく成りましたが、未だ少しは観られる花も有ります。
お越しをお待ちして居ります。4月2日撮影の写真を添付します。草丈10㎝、花径3㎝
と可愛い花です。
次回から授業を楽しみにして居ます、というメッセージをくださいました。
ありがとうございます。
ちょっとお勉強 次のウェブページからの引用です
http://www.city.hofu.yamaguchi.jp/hofucity/hanadayori/ayame.html
エヒメアヤメは、日本でたった6ヶ所しか自生していない可憐でかわいい花です。
●チョッピリ学術的なお話になりますが・・・
この植物は、中国・朝鮮を始め我が国では西日本に限って自生します。これは10
数万年前から何回か襲った氷河期で、日本列島は大陸と陸続きになり、動植物は南下
しました。アヤメ科の種子は落下して移動するだけで、鳥や風によって 運ばれるこ
とはまれで、散布力が低いことから、この花の自生が、かつての日本と大陸とが陸続
きであった事を植物学的に証明する貴重な資料 と言えるのです。
明治中期日本随一の植物学者「牧野 富太郎」博士は、愛媛県の報告を認め、明治
32年に「エヒメアヤメ」と命名されました。ところが、既に世界植物学会では洋名
の登録があり、我が国 でも「誰故草」(たれゆえそう)という優雅な呼び名がある
ことを知られ、明治38年に「誰故草別名エヒメアヤメ」と改名されました。それ以
来、学術書にも辞書もそのように改名されたのです。
しかし、大正14年当時の内務省は、国内の自生地6ヶ所を「えひめあやめ自生南
限地帯」として国の天然記念物に指定したため、「えひめあやめ」の名が広く使われ
ています。



