山口知事選)投票率が低かったのは
2008/08/07
中国新聞からコメントをもとめられました。
http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200808040056.html
山口知事選の投票率ワースト ’08/8/4
3日投開票された山口県知事選の投票率は、歴代ワーストの37・21%に低下した。3回連続で現職と共産党系の一騎打ちとなった構図や縁遠い県政の存在、政治不信…。投票を棄権した有権者たちは、盛り上がらぬ選挙戦や県政への無関心を理由に挙げた。
自民、民主、公明の3党は事実上の相乗りで、4選を狙う二井関成氏(65)を支援。万全の態勢を整えた。夫とともに棄権した岩国市の公務員女性
(57)は「出来レース」とそっけない。山口市の主婦(66)も「自分の一票で結果が変わると思えなかった」と初めて投票を見送った。
共産党系の候補が二井氏に挑む構図は3回連続となる。投票率は2000年の前々回が41・87%、04年の前回が38・22%と、いずれも過去最低を記録。県選管も懸命の啓発をしたが、今回もワースト記録を更新した。
山口県立大国際文化学部の安渓遊地教授は選挙戦の構図が低投票率の最大の要因とし「多くの有権者はうんざりしている」と分析。米海兵隊岩国基地への米空母艦載機移転や中国電力の上関原発建設計画などの県政課題について「今回は論戦がかみ合っていなかった。政策論争が深まる選挙戦にすべきだった」と指摘した。