![]()
#吉田太郎・#魚住道郎 )#有機農業 は排除の思想を避ける世直し運動
2025/08/09
2025年 自公が大敗し、参政党が大幅に議席を獲得した参議院選挙投票前夜の、吉田太郎さんからの有機農業を巡る参政党の動きに警鐘を発する意見を記録にとどめておきます。
https://www.facebook.com/taro.yoshida.946
Taro Yoshida さんの facebookから
7月19日 15:37
·
いつもは深夜12時近くに投稿しているこのFBだが、明日の参院選を控えて、早めに投稿させていただく。今回もやや長文となるので、段落の見出しをつけさせていただく。
■日本有機農業研究会が政治的な声明を本日発信
筆者も編集の手伝いをしている「日本有機農業研究会」も本日付で「呼びかけ」と題して、「参議院選挙を前に根本からの有機農業を求める」と題して、魚住道郎理事長名で「原発も原爆も表裏一体である。世界で戦争が激化、終わりが見えないだけでなく、あちこちに軍事衝突が起きている。戦争放棄の平和憲法と民主主義のもとでこそ、平穏な暮らしと有機農業の広がりが可能だ」とのメッセージを団体として発信した。
https://www.1971joaa.org/%E5%91%BC%E3%81%B3%E3%81%8B%E3%81%91%E4%B8%80%E8%A6%A7#announcement-20250719
個人的に魚住さんとは別件で電話をしたとこであり、農民としてこの梅雨の合間に農作業から戻られたばかりであった。多忙な中、こうした文章を発信された魚住さんに改めて経緯を表したい。と同時に、農作業に専念したいであろう一農家がこうした発信をしなければならないという日本の政治的劣化状況に対して、日中から農作業に勤しむ必要がない「消費者」としてエールと情報屋なりの言葉の補完をさせていただきたい。
■有機農業は排除の思想を避ける世直し運動であった
とかく、有機農産物は値段が高いことから、高所得者層だけが手にできるブランド農産物とされ、それを口にできる人だけが健康になれるという選民思想や優性思想につながりがちだが、魚住さんが「有機農業は富裕層のためではないし、金儲けのためではない。生きとし生けるもの、何人の差別もなく、誰もが安心できる食べ物をつくり、食べる、世直しである」と書かれているように、有機農業研究会はその創設時から、生産の側での有機農法の推進のみならず、消費者も川下から生きた土を支えることによって、食べ物を介して誰しもが豊かに生きられる社会の創造を目指してきた。一樂照雄を始め、有機農業研究会の創設者たちは、そうした排除の思想を絶えず避けようとしてきた。
例えば「有機農業」という言葉を作った一樂照雄が「有機」を用いたのも「Organic」の訳ではなく、雪印の創業者、黒澤酉蔵(1885~1982年)と話あったうえ「天地気有」からこの言葉をとった。そして、黒澤がこの訳語に納得したのも、若い頃に田中正造(1841~ 1913年)の秘書をしており、正造は中国の詩人、文天祥の漢詩「正気歌」を愛していたが、そこに「天地有正氣(この宇宙には森羅万象の根本たる気がある)」の文字があったからである。したがって、「オーガニック」ひとつとっても、そこには、「真の文明は山を荒らさず川を荒らさず村を破らず人を殺さざるべし」と語った選良(選び出された立派な人物。代議士の美称)たる田中正造の精神(貴族(参議)院議員ではなく衆議院議員であったが)が生きている。
■有機農業の思想は世界も認める「日本がファースト」の哲学である
参政党的なナショナリズムの見地から言わさせていただければ、CSAについては、農水省の農研機構は「生産者と消費者が相互に支え合う仕組みで地域支援型農業と訳される。1980 年代に米国で最初に始まり欧米を中心に世界的な拡がりをみせている」とさも欧米発の情報のように説明しているため、「AIでもアメリカでは1980年代に始まり、現在では世界的に広まっています。日本では、まだCSAという言葉はあまり一般的ではありませんが、有機農業運動の中で広まった「産直提携」と似た考え方です」となってしまう。
しかし、本家本元のCSAのネットワークURGENCIのサイトには「CSAは日本で生まれた。1971年に哲学者で農協のリーダーである一樂照雄(1906~1994年)が有機農業の運動を開始し、3年後に最初の提携プロジェクトを結成した。同年、金子美登(1948~2022年)が今日に至る運動のモデルを立ち上げた」と説明されている。
これこそは我が日本が世界に胸を張って発信できる「真実」なのだが、それも、横文字のサイトを検索からこそわかることであって、ただ、ナショナリズム的に我が日本だけが優秀となっていれば、夜郎自大になってしまう。
■魚住宣言では足りない
魚住宣言では「原発も原爆も表裏一体である」となっているが、ご存知の通り、東京選挙区に立候補している参政党のさや候補は「核武装が最も安上がりだ」として日本の核保有を主張。2023年に配信された番組「皇統を守る会チャンネル」では、徴兵制を評価している。
なお、神谷代表はさや候補の徴兵制発言については「それは参政党に入る前の話だ。そんなのをほじくり返してどうするのか」と報道陣に対して述べたという(以下、朝日新聞記事より)。
情報屋は、さや候補の「核武装発言」ひとつとっても、国際的な政治問題になりかねない危険発言だし、致命的な「失言」だと思うのだが、「(広島、長崎に続いて)、三発目もやられないためには必要だ、さや候補のいうとおり」との肯定的な発言がネット上では飛びかっていることだ。ここまで、核にこだわるのであれば、なぜ参政党が、れいわ、共産、社民のように「原発ゼロ」を掲げないのか、情報屋は理解に苦しむ。というのは、もし、敵国の工作員が我が国土に侵入し、電源喪失等のテロ行為を行った場合、原発はまさに核ミサイルを撃ち込まれたのと同じ被害を地域にもたらしてしまうからだ。どうしても、戦争をしたいならば、原発立地地域においても我が本土に侵攻してきた敵に対して長期的なゲリラ戦を余裕をもって展開できるように、まず、原発を停止することで本土の憂いを立ち切る心構えがまずなによりも必要ではないか。
■もはや手遅れ
昨日の演説で、ラサール石井候補は「このような発言をしている私は、極右政権が誕生したら真っ先に牢屋にぶち込まれるであろう」とも発言していたが、7月14日の松山市での参院選の街頭演説では、神谷氏は、公務員を対象に「極端な思想の人たちは辞めてもらわないといけない。これを洗い出すのがスパイ防止法です」と述べたという(毎日新聞)。
とはいえ、以下を見れば、物凄い支持者で埋め尽くす!!神谷フィーバーがどれだけすさまじいかがわかる。
https://www.facebook.com/search/top/?q=Hitler%E3%80%80%E7%A5%9E%E8%B0%B7
(安渓遊地補足、上記のサイトにはいろいろ載っていますが、現在のトップは以下の記事でした。
東京新聞望月衣塑子記者と歩む会で出逢った人たちの会
Shunta Kanamori 7月6日
参政党・神谷の演説と聴衆の熱狂を見た祖父が一言。「覚えている。これが戦中の空気だ」(雨曝さん)
『父さんはどうしてヒトラーに投票したの』ミュンヘン近郊の町で、楽器店を営む両親と、障がいをもって生まれて来た妹と暮らす少年。彼の眼を通して、ヒトラーの台頭から、政権への反対者の逮捕、ユダヤ人差別・弾圧、障がい者の隔離をはじめとしたナチスの支配、そして第二次世界大戦とナチス・ドイツの敗北までを描いた物語。戦争が終わり、廃墟となったミュンヘン郊外の町で、兵隊から復員してきた父親に少年は、「父さんはどうしてヒトラーに投票したの?」と最後に問いかけます。(解放出版社)
安渓遊地の補足終わり)
そこで、党首がいかに問題であるかを糸口に、抵抗していくしかない。以下に神谷党首の過去の発言を載せているので参考にしていただきたい。
https://tansajp.org/investigativejournal/12182/
仮に有機農業の推進を掲げていたとしても、それは、私どもの会を築いてきた数多の泉下の英霊(主に死者、とりわけ、戦死者の霊を敬っていう言葉だが、才能のある人、英才を指す場合もある)、あるいは、いまも瓦解寸前の郷土景観を維持するため日々営農に勤しむ諸会員、そして、本会の哲学に則りその農産物を購入する消費者に対する裏切りでありモノホンの有機ではないペテン有機による「看板」の強奪であって断固支持できないとの見解を私は表明したい。
参政党のオーガニック支持を大いなる前向きの風と受け止め、参政党党員の中でも良心的な人々から、その党勢を「換骨奪胎」していかなければならない。
以上、引用者は安渓遊地(日本有機農業研究会会員・山口県環境保全型農業推進研究会理事)でした。
·




