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地域の頭痛)種子島の安納芋に病気(基腐病)が蔓延など
2024/09/08
農家を苦しめるものに、作物の病気があります。
さつまいもにカビが蔓延する もとぐされびょう 基腐病。
うちも、2年前、量販店で、ベニアズマのくたびれた苗を半額で買ってきたら、みごとにやられました。その場所では、数年はさつまいもをつくらないようにします。写真は、被害を免れたベニハルカです。
これが鹿児島では、大きな被害を生んでいるようです。
https://organic.co.jp/?p=2165#keni-toc3 からの引用です。
基腐病によって、特に大きく収穫量を減らしているのが鹿児島県です。農林水産省の調査によると、さつまいもの作付面積が全国1位である鹿児島県の2021年の収穫量は、約19万600トン。これは、農水省が統計を取り始めて最も少ない数値といわれ、約21万4,700万トンだった2020年と比べて、約2万4,000トン減少している状況です。実際、鹿児島県内の7割以上の圃場で基腐病の発症が確認されており、被害を受けた農家の中には安納芋栽培からサトウキビに転作した方もいるようです。基腐病の流行は、安納芋を含むさつまいもの収穫量に、重大な被害を及ぼしていると言えるでしょう。
引用終わり。
しかし、人気が出て値段も高いからと、安納芋だけを一面に植えてしまっている場合、除去・殺菌・ウィルスフリーの苗の導入などは、絶望的です。違う品種がたくさんあれば、抵抗力の強いものも残るでしょうが、単一化すると弱い。
アイルランドで100万人の餓死者を出した、じゃがいも飢饉の教訓を忘れてはいけません。
https://ankei.jp/yuji/?n=2185 参照
さつまいも から さとうきび に切り替えるということも、種苗法の改悪によって、登録品種を自分で株分けして増やすことは法律違反になります。さつまいもから蔓をとって、植えるのも同様です。
この問題については、日本の種子を守る会 が詳しく取り上げています。https://www.taneomamorukai.com/
また、西之表市の塰泊(あまどまり)という漁村を訪ねたとき、大事な漁場だった馬毛島が使えなくなったことで、大きな影響を受けているというようなお話も聞きました。
馬毛島の自然を守る会・屋久島 のページが充実しています。
https://yakushima.org/magekai/index.htm
2023年末には、ドキュメンタリー映画「島を守る」も公開されました。 https://mageshima.work/



