与那国島樽舞湿原)地図・地名・夏至に潮水がはいること RT_@tiniasobu
2023/03/24
2024年10月19日訂正
樽前と書いていました。それは北海道。樽舞に訂正いたします。
http://ankei.jp/yuji/?n=2666 の補足です。
このたび、港湾計画があることが報道された、与那国島の樽舞(たるまい)というところについて、私も執筆させていただいた、『与那国島 町史』の第一巻には、以下のように記されています。
樽舞
製糖業はここから始まった
藺草で知られる広大な湿原地帯
地名(カナ) :たるまい
宛て漢字:樽舞
音声表記:tarumai
面積:1,836,677.69平方メートル
東を上里、北を久部良、満田原と接し、西は最西端「いりさい」
(西崎)をふくむ広い地域である。東部は標高が海と同じくらいの低湿地で、おまけに「かてぃヌかでぃ」
夏至の風の折は「いらぶがま」から潮が湧き出るため、農耕には不向きであった。
しかし、戦前から「いぐさ」(藺草)の生産地で藺草はむしろ、畳表になった。比
川の嵩西祖良さん(故人)が王府から賜った石車圧搾機による「さたや」(製糖場)をこの地ではじめた。
これが与那国における製糖業のはじまりだといわれる。 また、戦前、炭酸会社もあった。現在はほとんどが牧場である。
安渓遊地