山口知事選) #テレビ朝日 の全国ニュースのテープおこし #yamaguchi #kaminoseki #genpatsu #知事選挙 RT @tiniasobu
2012/07/11
http://ankei.jp/yuji/?n=1736 で山口県民必見の全国放送ともうしあげた
報道ステーション2012/07/06(テレビ朝日)
http://www.youtube.com/watch?v=u6szdjpT5tE
のテープおこしです。最後の投票に行きましょう!の部分は、のちほどUPします。
――さて。今月の29日に山口県知事選挙の投開票が行われます。その、山口県。こち
らの地図をちょっとご覧ください。こちら上関町には……今は震災の影響で建設は事
実上止まってはいるんですけど。上関原発の建設予定地があります。そして、件の南
側100km圏内には愛媛県の伊方原発があります。こうした中行われる知事選挙なんで
すけれども。“脱原発”は争点になるのでしょうか? 選挙の現場を取材しました。
飯田陣営(実況):新しい未来を……始めよう(拍手)
ナレーション:来週告示される山口県知事選挙。無所属で出馬する飯田哲也(てつな
り)氏。“脱原発”を全面に掲げ、再生可能エネルギー中心の地域作りを訴えている。
飯田てつなり:エネルギー政策、原子力政策を変え、そしてそれを社会を変えること
につなぐ。圧倒的にやっていくのは“エネルギー維新”。
ナレーション:原子力村の名付け親でも知られる飯田氏は。大阪市の橋下市長のブレー
ンとして。原発再稼働を目指す関西電力と、激しい攻防を繰り広げた。今度はふるさ
との山口県で、“脱原発”の狼煙(のろし)(のろし)をあげる。
飯田:この先40kmの沖合には、同じ周防灘に面している伊方原発があって、100km圏
内という形でありますから。
ナレーション:山口県では現在、上関町での原発建設計画が、事実上の凍結状態となっ
ている。しかし、県の南部が伊方原発の100km圏内に入る他、県の東西を島根原発と
玄海原発に挟まれている。今年4月、大阪府と大阪市は関西電力に対し。原発から100
km圏の府県との間で、立地自治体と同様の「安全協定」の締結を求めた。事故の際に
は、100kmまで放射性物質が飛散するという試算が出たからだ。
飯田:玄海(原発)と伊方(原発)については、“福島級(事故)”を起こしたら、
山口県はもう全県がアウトです。山口県は四国電力と九州電力と国に対して、きちん
とモノを申せる権利がある。
山本陣営(実況):がんばろー! がんばろー!
ナレーション:こちらは自民党が主体の決起集会。安部・元総理が壇上で檄を飛ばし
た。
安倍晋三:国がやるべき、未来への投資となる公共事業をこれからやっていくことに
なります。誰がそのアイデアを出すことができるか。山本繁太郎さんしかないんだろ
う。
ナレーション:自民・公明が推薦する山本繁太郎氏は国土交通省の元・キャリア官僚。
山口県は戦後一貫して官僚OBが知事を務め、近年は“無風選挙”が続いてきた。今
回も、現職の知事から事実上、後継指名を受けての出馬だ。
山本しげたろう:山陰自動車道の整備に全力を尽くして参ります。即戦力として輝か
しい県をつくっていく。それを本気で取り組めるのは、この山本繁太郎しかいないと
確信しております。
ナレーション:“公共事業の拡充”を訴える山本氏。しかし。脱原発を唱える飯田氏
が出馬を表明して以降、集会でこう発言するようになった。
山本:脱原発依存という考え方は当然の話だと私は思っております。これは3.11以降
の国民の願いで、国民の声だと思います。
キャスター:“(脱原発は)3.11以降の考え”だという事ですけど。飯田さんの出馬
によって変容されたのかどうか、というのは?
山本:思いは変容するわけはないんです。県知事としてどういう方向でやっていこう
と、考えているのかということが、よりスポットライトが当たる形でね。論議になる
という可能性があるというふうに考えたので。何か、私の認識が選挙の構図によって
変遷したということは、全くありません。
ナレーション:組織型選挙で支持固めを図る山本陣営。しかし、後援会の地区幹部は
こう不安をこぼす。
山本後援会幹部:(飯田氏は)大阪の橋下知事さんとの関係もあるという事で。脱原
発という言葉は……ですね。まぁ国民的なひとつの考えのもとに立っての発言ではな
いかな、と。その言葉は、我々にとっては脅威。
たかむら勉(実況):衆院議員の高邑でございます。一昨日、民主党に離党届を出し
て参りまして。私は、故郷・山口に戻って参りました。高邑でございます。(子供に)
……こんにちは。
ナレーション:高邑勉氏は。民主党の衆院議員を辞め、知事選に臨む。原発は一定数、
維持すべきという立場だ。
高邑:脱原発、ひとつではない。それも含めた新しい政治・新しい政策をパッケージ
で提案し。あと、それを実行しきる力があるかどうかが多分、問われると思うので。
理想論だけでは飯は食えない。
ナレーション:全国に先駆けて高齢化が進む山口県では。財政状況も深刻さの度合い
を増している。現職の二井知事が治めた16年間で県の借金は2倍にふくらんだ。山口
の未来をどう示せるのか? も選挙戦の大きなテーマだ。
山本:山口県の財政がね、ほかの県に比べていい加減になったという認識はありませ
ん。産業の再生、これがあらゆる力の源泉ですので。経済力を再生させる。インフラ
整備で必要なところは。優先的に力を加えていきたい。
飯田:橋下さんと一緒にやってきた……きちんと事実に基づいて検証し、方向性を出
して。それを行政にやってもらうという、そういう政治のあり方というのは、これか
らの方向性で。その意味で、私は経験は十分にあると思います。
高邑:県民の、党派を超えた選挙だと思います。私は選択肢を提供するために、議員
辞職をしてまで。民主党を離党してまでチャレンジをする。
ナレーション:候補予定者による討論会が、今日、開かれた。討論会の大きなテーマ
となったのは、“エネルギーの将来”だ。
飯田:自然エネルギーはやはり、普及されていくことが非常に重要です。そして、地
域のお金をしっかり使っていくということが大事です。地域社会の中の合意形成、そ
ういったものを丹念に作り上げていくという意味で。しっかりと自然エネルギーを普
及させていく必要が……まぁ、あると。
山本:自然エネルギーの実力以上のことはできない、わけですから。その範囲内でバ
ランスを取りながら前に進んでいかなきゃ、実際にうまくいきません。能力の範囲内
で進めていく……と。
高邑:自然エネルギーは、不安定電源であります。その多くが。安定電源を同時にバッ
クアップをしていかなければいけない中で。電力会社の協力が不可欠なんです。自然
エネルギーがバラ色だととても言えない。
飯田:「脱原子力依存は当たり前」というお言葉もありましたけども。しかし。国の
議論は。もう急速に逆戻りをしていっている。しかし同時に今、世界全体で起きてい
るのは自然エネルギーによる、まさに“第四の革命”。地域のエネルギーから大きな
変化を起こしていく。
山本:マジックのような王道はありません。着実にやるべきことを、しかしスピーディ
ーに取り組んでいく。これしかありません。私は、愚直に真っ直ぐにこの問題に取り
組んでいこうと思っております。
ナレーション:知事選にはこのほか、県の元・課長、三輪茂之氏も立候補を表明して
いる。
三輪茂之:原発が無いと、コストが上がるということはあるかと思いますが。基本的
には原発は廃止という方向で考えていくべきだと……
ナレーション:山口県知事選は来週12日に告示、29日に投開票が行われる。
古舘 伊知郎:来月の末にはですねぇ。国のエネルギー政策、その指針が出る……と
いう風にいわれてますから。その前に、ここはどうなるのかというのを見るのも重要
かと思って、こういう特集をしたんです。
(後略)