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ナバラ日誌)スペイン・ナバラ州首相の山口訪問の新聞報道がありました
2005/05/14
ナバラ州の日刊紙、Diario de Navarra (ナバラ日報)と
La Estafeta de Navarra(ナバラ急便)でサンスナバラ州首
相の山口県立大学訪問が報じられました。
「急便」では、
「山口訪問の最終日、ナバラは山口との関係を強化」
サンス首相、山口市との姉妹都市提携25周年を祝う。
「日報」の方は、
「ナバラと山口県は文化交流を強化する予定」と未来形を
使っています。
(「スペイン語の未来形は強い意志を示す」と
泉先生のスペイン語のクラスで教わりましたね。)
首相一行は、今日11日、東京で聖フランシスコ・
サビエル関連の行事に参加。
(以下「急便」の要約)
合志山口市長との会見に引き続き、山口県立大学での記念行事では、すでに教員の
交流活動が開始されており、これに引き続いて、学生の留学も本年9月から開始され
る、と報告されました。
来学年からナバラ州立大学への留学を予定している3人の女子学生も、学長、学部
長等大学幹部らとともに、レセプションに参加しました。一同は、学生の交換留学の
成果と、文化的活動および再生可能なエネルギー資源についての研究協力の発展に期
待を表明しました。
サンス首相は、聖フランシスコ・サビエルの「サビエル・ロード」が世界遺産登録
候補としてユネスコに提起するにあたって、山口市でも表明したように、山口県立大
学にも支持・支援を求めました。このことについて、ナバラ州文化・観光大臣のフア
ン・ラモン・コルパス氏は、サビエル・ルートのすべての国々を結び、とくにナバラ
州と山口県が手を携えて共同提案し、現在、フランスからスペインにかけての「サン
チアゴ巡礼の道Camino de Santiago」が世界遺産に指定されているような位置づけを
めざそうという趣旨である、と説明しました。サンス首相一行は、また、聖サビエル
記念教会をも訪問しました。
(だいたい同じ趣旨ですが、「日報」の方が詳しく述べていますので、以下に補足)
サビエル・ロードを世界遺産に申請することに山口県が加わることについては、宗
教関連のものではないか、というためらいが当初山口県側にありましたが、サビエル
がリスボンを出発して以来訪問した諸国は、宗教的にも文化的にも実に多様であった
ため、このサビエル・ロードの性格が、純粋に文化的・観光的なものであることをナ
バラ側が保証し、山口側もこの計画の推進を日本政府に対して働きかけることとなっ
たものです。
また、2006年5月に二井関成山口県知事がナバラを訪問することも取り決めら
れました。
大学のサーバーにあるホームページにだけ載せようと
思ったのですが、tif形式ファイルの添付がうまくいきませんでしたので、
こちらにも掲載することにしました。
Prof. Yuji ANKEI
http://ankei.ypu.jp (for Yamaguchi)
http://ankei.jp (for the world)




