なつかしくない未来)冷蔵庫大のご家庭用原発開発へ
2024/09/05
2024年9月5日 リンク修正 もともとは、2010年5月18日の投稿でした。
朗報!? いつでもご家庭で身近に原子力発電の恩恵にあずかれる日が近づいてきました。
http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920011&sid=anZ9l3.cqKhg
これはリンク切れですが、最近の記事などを共有しておきます。
2022年6月の日経です。
直径1mで25年間燃料交換なし、三菱重工の超小型原子炉はどう動く
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/00001/06917/
密封された箱
開発各社によると、小型原子炉はトラックで輸送可能で、箱に密封して入荷され、24時間体制で稼働。化石燃料プラントほどメンテナンスの手間もかからないという。
以前、「環境問題」をめぐる授業で、いかにおそるべき時代にわれわれが突入してしまったか、に力点をおいて話していたころ、ある学生がミニレポートにこんなことを書いてよこしました。
「こんな夢を見ました。『環境問題どうしたらいいんですかぁ?』と叫びながら先生の胸にむしゃぶりついている私がいました」
これは責任重大。やはり絶望的な状況の中でこそ希望を語るべきだ(著者:ジョアンナ・メイシーさん+仙田典子さん訳『絶望こそが希望である』Despair and personal power in the nuclear age.出版社:カタツムリ社 発行年月:1992年8月を参考に)。というので、現在は路線をすっかり変更して、足下からできることを探して、グローバルな出すぎる杭(http://ankei.jp/yuji/?n=893)になろうという授業をしています。
http://kyoumu.ypu.jp/o.php?code=B110100
(毎週金曜日、10時20分から11時50分まで、山口県立大学・新キャンパスのF204教室。受講歓迎ですが、大人は1回500円いただきます。ただし、4/30の岩国基地の地元の方の講義は、6/25の大規模開発につける薬と交代しています)
今日のニュースで、いよいよご家庭にも便利な超小型原子力発電所を普及させようという計画が着々と進行中ということを知りました。小規模分散型エネルギーが開くなつかしい未来をめざしてきた私としては、見逃せないニュースです。
これを読んでいて、学生が私の授業のせいで悪夢に悩まされた直後に見た、私の悪夢を思い出してしまいました。
時は21世紀か22世紀。鉄腕アトムが小学校に入学する頃のことか、ドラえもんが生まれた時代です。あいかわらず、下駄履きで自転車に乗っている両津勘吉さんのような暮らしをしている私は、一人暮らしなので、おかずのなんにも入っていないインスタントラーメンを作ろうとしています。
ところが、最新の原発こんろが、途中で消えてしまったのです。「やれやれ、燃料切れかよ、便利なんだか不便なんだか」といいながら、袋を出して、電熱器のニクロム線のぐるぐるのようになったところに、小麦粉みたいな白い粉を振りかけていきます。袋には「家庭用プルトニウム燃料」と印刷されています。
手がすべって、流しのところに粉を少しこぼしてしまいました。あわてて拭き取ってみたものの、そんなときどうするかは何も書かれていません。誰も見ていないよな……といいながら急いで水にながしてしまいました。
平井憲夫さんがいつも指摘しておられた(http://genpatsu_shinsai.at.infoseek.co.jp/hirai/ → リンク切れにつき、以下にコピーを作成 https://ankei.jp/yuji/?n=2920 )現場の人たちの気分が共感をもって感じられてしまった、そんな夢でした。