文化人類学)すべてのものに神がやどる #アニミズム RT_@tiniasobu
2020/12/16
大学1年生向けの文化人類学・日本編の講義のひとつです。 不思議なお話の好きなあなたに。2021年度改訂版です。
今回は宗教のお話です。教科書『キャンパスを飛び出そう』(みずのわ出版)には、あまり出てきませんが、異文化経験としてのコラム12「タイでうまれかわる」などを読んでみてください。
自分とはちがう考え方や生き方をしている人と接するとき、どのようにして平和に共存しながら相互理解をはかれるか、という文化人類学や心理学の共通課題への挑戦です。動画をスキップするとうまく答えられませんので、よろしくお願いいたします。
1.奄美・カミガミの植民地 という私のプレゼンを視聴して、課題にこたえてください。
https://youtu.be/WVOD1MwS64E 33分
課題1 奄美の宗教の特徴はなんでしょう? 200字以上でまとめてみましょう。引用文献必要です。
参考文献のひとつ(これ以外に、自分で探して読んでみましょう。https://scholar.google.com/scholar?hl=ja&as_sdt=0%2C5&q=%E5%A5%84%E7%BE%8E%EF%BC%8B%E5%AE%97%E6%95%99&btnG=などを参考にしてください。)
Aハルブ神父著・岡村和美訳・安渓遊地監修『奄美・沖縄カトリック宣教史』(2020年、南方新社)
書評が以下にあります。 http://ankei.jp/yuji/?n=2514
2.実践アニミズム入門 という私の講義を聞いて、課題にこたえてください。
https://youtu.be/-5quVHTmGWw 25分
課題2 100字以上、引用文献はなくてもけっこうです。
虫や魚や花や木に心はあるでしょうか?
ご自分の身近に、人間以外の生き物に語りかけるということを、当たり前のように実践をしている人がいたら、その人のことを書いてください。誰もいらっしゃらなければ、自分で生きものに語りかけてみるということに挑戦して、その経験をを書いてください。
参考文献ふたつ
http://ankei.jp/yuji/?n=6 に添付のpdf 安渓遊地「生き物に語りかけてみる――実践アニミズム入門」
人間だけが救われるのでない「万物の神様」を信じるという屋久島の方の言葉は 以下にあります。
http://ankei.jp/yuji/?n=2456
課題3 100字以上、引用文献はなくてもけっこうです。
外国から日本に来たばかりの人にお話するつもりで書いてください。相手は、敬虔なヒンズー教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教など、何らかの宗教を信じて、お祈りを欠かさない人だと仮定してください。日本では、お正月は神社へ行って、ハロウィンやクリスマスを祝い、お葬式はお寺に頼むという人が多いのに、「宗教は?」と聞かれると「無宗教です」という答えが多い。これはいったいどうなってんですか? という質問に、
「△△教を信じておられるあなたは、驚かれたでしょう? 現代日本人は、〇〇のような宗教観をもっているんですよ。そのわけは??…」というような語り方でお願いします。日本語で結構です。
外国からこられている学生は、「驚きました。現代日本人は…」で始める形でもかまいません。
相手がどの宗教を信じていると仮定して書くかを撰ぶための参考動画。選ぶのはこの5大宗教にかぎりません。
TED-Ed 世界5大宗教 / ジョン・ベレイミー
https://youtu.be/m6dCxo7t_aE
基礎知識として。日本語字幕つき、11分
宗教の共存を求めて違いを保ったまま生きる
http://ankei.jp/yuji/?n=2261
補足
上記の「生き物にかたりかけてみる」では、
蟲や木や小鳥の言葉をあなたにも教えてくれる風の谷のナウシカさんと
子不語怪力乱神の孔丘せんせいへの敬意をしめしていますが、直接引用していません。