山口県に恩返し) #山口県立大学 #学生サークル #Yプロジェクト の報告 RT @tiniasobu
2016/12/26
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お世話になってきた地域になにか還元したいという、元気な大学1年生の願いに学部を越えて学生が集まり、活動を始めています。部員の了解を得て、レポートをここに掲載しております。
2016/12/21
Yプロジェクト報告書
国際文化学部国際文化学科
1年 伊藤光平
Yプロジェクトは、2016年6月に立ち上げた山口県を学び、知り、体験する学習プロジェクトチームである。内容は2つのグループをつくっており、歴史・文化探求チーム、地域交流チームである。1年生を中心としており、国際文化、社会福祉、栄養の3つの学科生がいる。また、この中には国際文化学科に所属する韓国人の留学生が含まれているため、山口県を国内の視点以外から見ることができる。人数は約20名おり、男子は6名である。現在は、手探りの状態で活動しており、なかなか全員が集まることができないのが状況である。顧問に山口県立大学国際文化学科の安渓遊地教授を迎え、今後も活動していく予定である。
歴史・文化チーム活動内容
Yプロジェクトは2つのグループに分かれている。1つは、山口県の歴史や文化を学び、その魅力を他県、海外に発信していくことである。今年の活動は、山口市の歴史を学んだ。フィールドワークとして、山口県立博物館、山口県政資料館、瑠璃光寺五重塔そして、一の坂川のイルミネーションを見に行った。
以下の感想はフィールドワークに参加した学生の感想である。
フィールドワーク:県政資料館はとても勉強になった。山口のことをもっと知れた。博物館は小学生以来だったので懐かしかった。料金が安くてありがたかった。ライトアップとイルミネーションきれいだった。こういうのを参考にイルミネーションのコースを考えたらいいと思った。(国際/F)
歴史の活動で自分が持っていた山口に関する固定概念をつぶす新しい山口をみることができた。(国際/I)
山口県の歴史に関する場所を回って、観光財産がとても多いと感じた。夜の建造物のライトアップやイルミネーションは日中の風景とは全く違うものだったが、あまりライトアップ等をしていることを知られていないので、もったいないと思った。(社福/W)
フィールドワークでは、山口に住んでいながらも知らなかった新たな魅力に気づくことができました。自分たちが気づいて終わりというのではなく、多くの人にも伝えていくような活動をしていきたいと思いました。(国際/S)
これらの意見とフィールドワーク時の様子から、彼らが新しい山口の発見をしたように思った。また、この資源をどのようにして活かしていくかを考える良い機会になったと思う。また、私個人の感想では、博物館に行った際、韓国人の留学生に明治維新を紹介するコーナーで、明治の志士たちについて説明をした。その中で、伊藤博文の話になった。伊藤博文は山口や日本では近代の日本をつくった偉人の一人としている。しかし、韓国では歴史的にマイナスなイメージあるため、新しい問題の発見ができた。山口県政資料館では、特産品コーナーにはいるとヨーグルト、漬物、干物など長期保存ができる特産品が多かった。私が以前読んだ本に「農地としては不適格で、早くから都市建設が計画された」(山本 2014)。と記述があった。特産品に保存食が多い理由の1つにこれがあるのではないかと思った。
地域交流チームの活動内容
今回の活動内容は、宮野産の野菜を使用した料理を作ることだった。このねらいとしては、宮野産の野菜が多くあること、宮野の朝市があり、どのような商品が売られているかを知ること、宮野交流センターの存在を知り、活用すること、そしてYプロジェクトのメンバーの交流の4つであった。当日、私たちは9時に宮野交流センターに集合予定であったが、交流センターの場所がわからない人がいたため、少し遅れた。また、遅れた人を待つ間に、来た人は隣にある朝市に見学に行った。人数が揃い、さっそく調理にかかった。ご飯と鍋をつくり、交流もうまくいったように思えた。以下は野菜作りの様子と感想である。
地域交流チームの感想
ひらたけなど食べたことない食材も入っていて、楽しく活動できた。(栄養/M)
みんなで料理をして楽しかったです!鍋おいしかったです!フィールドワークは行けなかったけど、もっと山口県のことを知りたいと思いました。(栄養/H)
宮野を知る良い機会だった。また、市場や交流センターがあるとは知らなかったため、これから活用しようと思った。また、宮野の施設を多く利用することで活性化するのではないかと思った。(国際/S)
葉物、根物、お米まで幅広い宮野産の食材があることに驚きました。自分たちで調理したということもあり、とても美味しかったです。(栄養/I)
これらの様子と感想から、彼女たちもまた山口県、宮野の魅力を知ることができたと思う。特に、市場と交流センターを知ることで、再び利用したいという声をきくことができた。この活動では、ねらいの4つは、ほとんどクリアしたと言ってよいだろう。また、これからの活動の一歩としていきたい。
まとめ
今回の活動は12月11日(日)にすべてを行った。午前中に宮野交流センターで地域交流チームが食づくりをした。午後からは、歴史・文化チームはフィールドワークとして、山口県立博物館、瑠璃光寺五重塔、一の坂川イルミネーションを訪れた。両チームのメンバーに関連していえることは、今回の活動で山口県を再発見し、これからの活動に意欲がみられたということである。また、もっと山口県について学びたいという感想もあった。これを考えると、これからの課題として、交通手段、金銭面、時間などの問題があげられる。しかし、今回の活動で得た意欲とメンバーの絆で問題を少しずつ、解決していきたいと思う。
参考文献
山本博文(2014) あなたの知らない山口県の歴史 洋泉社
