山口_#広葉樹灰_研究会)伝統産業_#灰屋_の復活と_#物々交換_の面白さ_RT_@tiniasobu
2016/12/06
2023年10月14日修正加筆
大正期八重山の稲束と灰の物々交換という副題をもつ論文を書いたことがあります。
http://ci.nii.ac.jp/naid/110001100387
沖縄スバとの物々交換を15年ぐらいやっています。きのう届いたごちそうをUPします。
http://ankei.jp/yuji/n=499
レートがあって値踏みもする物々交換には、贈り物交換がともなうので、現金使用にはない面白みがでてきます。
自分で書いた論文(以下は英語)
http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/68325/1/ASM_S_4_89.pdf
http://jairo.nii.ac.jp/0135/00000165
または、その日本語訳 https://ankei.jp/yuji/?n=2498 よりも、
ブログに取り上げて下さったのがわかりやすかったりします(^^)。
http://blog.goo.ne.jp/tym943/e/a03b6cb4481ddf086ed3846be43faa1d
防府市富海とのご縁ができたことから、本格的に大量のよい灰が必要になってきましたので、やまぐち広葉樹灰研究会をたちあげました。添付の書類が報告です。
以下は、2016年4月の放射能市民測定室・九州(Qベク)のニュースレターに寄せた原稿です。
タイトルは「花咲爺の夢『やまぐち広葉樹灰研究会』の支えはQベク」
山口市の山村に暮らして20年。田畑を耕し、薪で暖房と風呂をまかなっています。那覇市の友人が伝統の沖縄そば屋「てんtoてん」を開店、麺のコシを出す木灰が入手困難と知って以来、遠距離物々交換を続けています。ところがこのたびの原発震災で、薪ストーブの灰から高濃度の放射性セシウムが検出される事態に、林野庁は青森から静岡にいたる17都県産の木灰の食品への使用自粛の通達を平成24年2月に出しました。こんなとき便りになるのがQベクです。わが家の新鮮な灰と、震災以前からとってある熟成した灰の放射性セシウムを調べてもらいました。結果はどちらも不検出。地元の藍染め作家たちからの引き合いもあり、囲炉裏や茶道にも必要な安全な灰の確保を目的に、この冬、県立大学の地域貢献プロジェクト「やまぐち広葉樹灰研究会」を立ちあげました。汚染の少ない地域の良質の薪を燃やした灰の生産者をネットワーク化しようという花咲爺の夢です。震災後、山口市阿東徳佐で息子が始めた農薬も除草剤も化学肥料も使わない「阿東つばめ米」のイセヒカリや煮豆・味噌用大豆のタマホマレも毎年計ってもらって消費者に届けようとQベク会員になりました。
どうぞよろしく。
ネットで「灰屋」を検索すると、西鶴の「好色一代男」のモデルとなったといわれる
灰屋紹益(はいやじょうえき)がいます。江戸時代前期の京都の豪商でした。花咲爺の夢はひろがるばかりです。
http://rekishi-club.com/p=4972
2023/10/14追記 上記リンク切れにつき、以下を御覧ください。
https://www.kyototuu.jp/Tradition/BookHumanHaiyaJyoueki.html
藍染めとの交流は、また回をあらためて報告しましょう。
山口広葉樹灰研究会 代表 安渓遊地
