#富山大_#懲戒解雇_処分)朝日新聞と北日本新聞の報道_#竹内潔_氏_RT_@tiniasobu
2016/12/04
ネット上では、毎日と読売しか読めないようですが、
朝日新聞と北日本新聞の報道を以下にコピペします。毎日とならんで、わりあいまともな報道がされているようです。朝日は、毎日とならんで、署名記事です。
朝日新聞 11月30日 朝刊
懲戒解雇を取り消し 元准教授と富山大和解
研究実績に虚偽の記載があったとして富山大から懲戒解雇処分を受け、解雇無効の仮処分を富山地裁に申し立てていた竹内潔・元人文学部准教授(60)が29目、懲戒解雇を取り消すことなどで大学側と和解した。同大は2013年6月、虚偽の研究実績を延べ37回にわたり業績目録や申請書類などに記載したとして、竹内氏を懲戒解雇にした。
竹内氏側は、大学側の判断は不当であり、十分な弁明の機会も与えられなかったなどとして解雇無効を主張していた。
竹内氏側によると、和解内容は、大学側が竹内氏の懲戒解雇を取り消し、処分を出動停止60日に変更▽竹内氏は出動停止明け1カ月後の同年9月5日付で依願退職したとする▽同大が退職手当の残額約500万円と解決金255万円を支払う、など。
和解について、竹内氏は取材に「懲戒権の乱用を富山大が認めたという点では成果があった」と話した。同大は「裁判所の要請があったので、和解に応じた。和解による解決のため、懲戒処分の軽減など一定の譲歩は行った」とした。
(松原央)
北日本新聞 11月30日(水)朝刊
富山大が解雇処分撤回 人文学部元准教授と和解
研究助成金の申請書類などに虚偽の業績を記載したとして、2013年に富山大から懲戒解雇処分を受けた人文学部元准教授の竹内潔氏(60)が地位保全を求めた仮処分申請の協議が29日、富山地裁であり、同大が竹内氏に対する解雇処分を撤回し、出動停止処分に変更することなどで和解した。竹内氏の支援者グループが明らかにした。
富山大は13年6月、竹内氏が教授への昇任選考の応募書類や研究助成金の申請書類などに実在しない業績を繰り返し記載したとして、懲戒解雇処分を行った。竹内氏は出版社と刊行契約があったため「刊行予定」と記した原稿や、単純な書き間違いなどが虚偽記載にされたと主張。処分の再審査を請求したが却下され、14年12月に同地裁に仮処分申請を行っていた。
支援者グループによると、和解内容は▽同大が懲戒解雇
処分を取り消し、60日の出勤停止処分に変更する▽竹内氏が自己都合で退職したことにする▽同大が竹内氏に退職金のほか解決金255万円を支払うーなどが柱。竹内氏側は「富山大が懲戒権の乱用を認めたものと評価できる」とし
て受け入れを決めたという。
竹内氏は「二度と富山大で窓意的な審査による処分が行われないよう希望する」と話した。富山大総務部は「裁判所の和解案は虚偽記載があったことを認めたものと考えている。懲戒事案に当たる行為があったという見解は変わっていない」としている。

