与那国島と天地成行 龍人と龍神 玉ねぎと霊禰宜
2025/03/14
ときどき台湾が見える与那国島に来ました。馬がほとんど野生状態でたくさんいて、のどかです。
和歌嵐香N子さんの画文集の発表のためです。
会場には、30人ぐらいの人がきてくださり、そこに、N子さんが苧麻(ちょま)で描いた龍の造形を飾りました。
ある日のN子さんとの会話
――あなたは、ずっと隠してるつもりのようですが、本当は龍なんでしょう? (安渓)
あら、どうしてわかったの?
――アーシュラ・K・ル=グウィンさんのゲド戦記シリーズの第四巻『帰還』に出てくる、龍の一族のテハヌー(暁の星)にそっくりだから、すぐわかったよ。
ばれちゃったわね。龍はわたしといつも一緒にいるのよ。どこに住んでいても一緒にいるよ。
私の龍はダラダラしていて勇ましくないしかっこよくない。
あの世に旅立つ時、龍の背中にまたがっていけるようにという考え方がある。亡くなる時に合わせて絵を描いて燃やしてあげる。とうちゃんや母ちゃんも、そうしてあげた。
龍が「山のしっぽが2つあるから、それをおまえに1つあげるから持ってきなさい」といって、それ以来わたしも龍のしっぽをつけているけれど、そのしっぽが時々うずくいて痛い時がある。伸びてきたら痛くて座っていられないの。
といった会話をしていたら、山口の天地成行さんが、玉ねぎを入口に、山口市宮野の竜神さんに会いにいってた、という報告が届きましたので、シェアします。
