上関)2021年12月、「上関町は使用済み核燃料最終処分場の調査に前向き」と政府高官が言ったと報道
2024/09/18
上関使用済み核燃料中間貯蔵施設の計画が水面下で動き始めたのは、上関町議が東海村の視察に行った2019年頃と言われていますが、
使用済み核燃料と上関町の関係が、活字になったのは、『エネルギーフォーラム』という月刊誌*に報道されたのが、初めてかと思われます。
以下、文字起こしを添付しておきます。
*株式会社エネルギーフォーラムが出している月刊誌で、我が国唯一の総合エネルギー専門誌だそうです。https://energy-forum.co.jp/
貴重な情報を提供してくださった方々に感謝します。以下引用です。
「最終処分」議論が前進か
調査検討で注目の自治体は
使用済み核燃料の最終処分場・選定を巡る国民的議論が前進しそうな気配だ。その試金石となる北海道寿都町長選(10月26日)では、第一段階の文献調査に踏み出した現職の片岡春雄氏が6回目の当選を果たした。対立候補の越前谷由樹氏が優勢との下馬評を覆し、わずか235票差という僅差での勝利だ。片岡氏は「非常に複雑な思い」と心境を吐露したが、これで文献調査の民意が確認されたことに違いはない。
約2年間の文献調査を終えた後は「概要調査」に移る。同じく文献調査が行われている北海道神恵内村ては、高橋昌幸村長が概要調査を前に「住民投票を行うのも一つの手段」と前向きな姿勢を見せている。町では既に住民投票条例を制定済みで、神恵内村でも議論が盛り上がりそうだ。
有力筋によると、全国で複数の自治体が文献調査を検討中。注目は山口県上関町だ。原発立地問題で紛糾した経緯があるが「現在は調査に前向き」(政府高官)。もし名乗りを上げれば、全国的な関心を集めるのは確実。迷っている自治体の背中を押す可能性も。今後の動向から目が離せない。
December 2021 エネルギーフォーラム 12