みんつど)42号は バックナンバーを読んだ若者たちからのメッセージなど
2024/02/29
安渓遊地は、大学1年生から学べる文化人類学の講義を担当しています。
(安渓貴子は、2つの看護学校で文化人類学の講義を担当しています。)
コンゴ川で、丸木舟に載っている写真をおまけにつけておきます。
安渓遊地のある日の授業「第11回 夢と神話の大切さ」の課題の中に、みんつどが登場しました。
引用開始
課題2
「心が風邪を引いた人(精神疾患の当事者)」の生の声に接する機会は、なかなかないものです。ケアを学ぶあなたにとっても貴重な内容があるはずです。
安渓遊地は、この3年ばかり、統合失調症の方々のリカバリー活動のお手伝いをさせてもらっています。「心がかぜをひいた人も、まだの人も」みんなのつどえる新聞『みんつど』の24号までが一気によめるページを紹介しておきます。http://ankei.jp/yuji/?n=2539
http://ankei.jp/yuji/?n=2554
の紹介文を読んでから、統合失調症のもと新聞記者の天地成行さんが編集する新聞『みんつど』を見て、あなたの心にふれる記事をひとつ選んでください。その内容の紹介文を、読んだことがない人むけに140字以内で書きましょう。お返事がもらえるとは限りませんが、関係者への質問があれば、それを添えていただいてかまいません(こちらは字数には含みません)。
2024年11月末に、天地成行さんと大橋広宣さんの共著で『精神疾患の元新聞記者と発達障害の元新聞記者が お互いを取材してみた。』が発行されました。
https://ankei.jp/yuji/?n=2780 図書館にリクエストして、読んでみましょう。心のケアの専門家をめざす人には必読かも。
引用終わり
140字以内というのは、青い鳥のさえずりにヒントを得たものでしたが、そんなの無視して、たくさん書いてくれる学生もおられます。
当事者の声にふれる機会というのは、なかなかないので、新鮮で印象的だったというメッセージが多くよせられました。匿名で公開してもいいよという許可をもらったものを、天地さんに送ったら、今回掲載の運びとなりました。
第2面は、アーティストがみつけるアーティストのコーナーで、「みんつどの輪」がひろがっていくような楽しみがありますね。作成者の amicefさんは、Lineのスタンプを、以下のサイトから有料で配布しておられますので、
https://store.line.me/stickershop/product/25658600/ja?utm_source=gnsh_stickerDetail
pdfでのみ見ていただけるようにしてあります。ロボットによる利用を防ぐために、pdfには、パスワードがかかっています。鍵の言葉は、このページの一番目の図のファイル名から、最後の「_1」をのぞいたもので、大文字ではじまるローマ字と数字合計10文字です。
みんつど よんでひろめましょ。
おうえんだんの あんけいゆうじ でした。
おまけ、
みんつどが登場した日の他の課題をにぎやかしにくっつけておきます。以下引用
0.前回の課題にとりくまれて
あまりにも圧倒的な暴力にさらされる人たちの姿と、その暴力に油をそそぎ続けるもののひとつが私の便利な生活そのものであるという指摘にショックを受けられた方も多いと思います。「資源の呪い」とも言われるこの問題の解決が、手持ちのスマホのリサイクルだけでなしとげられると考えるのは、あまりにも楽観的でしょう。何人かの受講生のみなさんに教えてもらった「ケータイforコンゴ」のプロジェクトを進めているテラ・ルネサンスのサイト(https://www.terra-r.jp/icando_phone.html)には、それ以外のたくさんの取り組みや学びがもりこまれています。スマホをひとつリサイクルするたびにコンゴに30円送るというようなペースでは難しいことも、それなら例えば遺産を寄付しようかという動きにつながれば、それをテコに何桁もちがう効果が生まれることも期待できます。
「絶望」と「絶望的」はまったく違います。「絶望的」であることから目をそらし、君たち若者が心配するほど未来はたいへんじゃないよ、という年寄りたちが、旧来の暮らしや仕組みをつづけようとすることこそが、まさに「絶望」なのではないでしょうか。状況が絶望的であると認め、そのことを仲間と共有し、ともに涙を流すところから、不思議なエネルギーが湧いてくるのです。迫りくる核戦争の危機の中で、ジョアンナ・メイシーさんは、数々のワークショップを行い、その経験を『絶望こそが希望である』(1992年、カタツムリ社)という本にまとめました。実物はなかなか手にはいりませんので、紹介文をリンクしておきます。https://blog.goo.ne.jp/ryuzou42/e/4243e0bdba18d379195b39829a929aeb 警告されていた原発震災事故が現実になったことは、我が家にとっては、自分の暮らしの拠点を阿東徳佐に移して、家族農業をはじめるきっかけにもなりました。http://ankei.jp/yuji/?n=1328
課題1.夢と神話 ユングとル・クレジオという動画 28分をみてください。https://youtu.be/om95qewh-DM
ユング心理学については、学ばれましたか? ル・クレジオは、フランスの作家です。
ル・クレジオがノーベル平和賞をもらったとビデオの中で私は言っていますが、書いてあるのが正しくて、ノーベル文学賞です。おわびして訂正します。
動画の中に、私(安渓遊地)が大学1年生の5月からの「寝たきり学生」と言われた引きこもり状態でみた開放感のある夢と、それからのちに実際にアフリカへ旅立つという生活の変化の例を紹介しています。
前回のレポートの中での「私の夢の病院(や職場)」を実現するためには、どのような準備や条件が必要でしょうか? できるだけ具体的にイメージして、あなたの現状の課題とそれを乗り越える希望への道のりを語ってください。字数は自由です。
(注、前回の授業は、https://ankei.jp/yuji/?n=2631)
課題2(『みんつど』を読んで紹介)
課題3 教科書『調査されるという迷惑』の第2章と、その影響を受けて生き方が変わったわたしが模索している様子を語った、第4章の「フィールドでの「濃いかかわり」とその落とし穴」を読んでみましょう。https://ankei.jp/yuji/?n=2102 を参考に、ケアの現場で、あなたが気をつけるべきことのヒントを探して、あなたの新しい年への個人的な抱負として50字以上で書いてみてください。