2024/02/24)第33回_#山口県環境保全型農業フォーラム は、#堤未果さんを維新ホールに迎えます RT_@tiniasobu
2024/02/24
第33回 山口県環境保全型農業フォーラム は、国際ジャーナリスト 堤未果さんをお迎えします。
席の予約などはできませんので、お早めに会場にお出ましください。
定員200名。(満席の場合、午後のみのご参加は、できません)
食の主権をとりもどせ――ローカルフードという希望
2024年2月24日(土)10:00~16:00 (9:30 開場)
開催場所:KDDI維新ホール・会議室(チラシ裏面の地図参照)
会員500円(資料代)
会員外*1500円(資料代500円を含む(*当日入会可能。年会費2000円です)
堤未果さんからの大切なお知らせ
当日のお話の録画・録音・内容の掲載等は一切お断りしています
10:00~12:00 活動報告:
・長門市・自然栽培でお米10俵の方法
・山口市・エシカル給食の可能性
・平生町・食べる=生きる=遊ぶ
13:30~15:00 基調講演:
食の主権をとりもどせ――ローカルフードという希望
講師:堤 未果 国際ジャーナリスト
主催:山口県環境保全型農業推進研究会・山口県有機農業団体連絡協議会
共催:やまぐちの種子を守る会・ヤッタネ!やまぐち
後援: 山口県・山口市
会場は新山口駅に直結
☎ 083-902-6727(9:00~17:00)
〒754-0041 山口市小郡令和1丁目1-1
当日のプログラム
午前の部 山口県各地からの活動報告(10:00-12:00)
1 自然栽培で反収10俵を実現する方法
中野茂樹(やまぐち環保研理事)
除草なしで10㌃換算600キロのお米が! 健康な深い作土の田んぼに作り直す具体的な方法。
2 みんなが笑顔になるエシカル給食の可能性
児玉純子(上級食育指導士・やまぐち環保研理事)
環境にやさしく食べ残しがない地産地消の給食をめざす、山口市仁保地域のみなさんの取り組み。
3 食べる=生きる=遊ぶ
大下充億(こびとのおうちえん代表、地球子舎=てらこや=代表)
ケニアの田舎に1年滞在して希望を見つけ、故郷に帰って始めた、食の自給をめざす幼稚園と学校。
4 昼休み時間に 地域の種苗の交換会 (12:30-13:15)
午後の部
5 堤未果さんの基調講演 (13:30-15:00)
いつの間にか私たちの食卓に忍び寄る、未知
の食技術の数々。人工肉バーガー、ゲノム編集
魚、コオロギパンにワクチンレタス・・・・・・。
「環境に優しく食糧危機も解決!」と政府は推
進するけれど、本当にそうでしょうか? 実は
今、私たちの大切な「食」が、今だけカネだけ
自分だけのマネーゲームに狙われています。報
道されない食ビジネスの裏と、自分や家族、地
域を守る方法。壊れた地球の再生に取り組む人
々は、なぜ日本という国に希望を託すのか?
何が起きているかを知り、あきらめさえしなけ
れば、未来は必ず変えられます――。
講師・堤未果さんの紹介
つつみ・みか。東京都生まれ。
ニューヨーク州立大学国際関係論学科卒業。
ニューヨーク市立大学大学院国際関係論学科修了。
国連、アムネスティインターナショナルNY支局員、
米国野村証券を経て現職。
日米を行き来しながら取材、講演、メディア出演を
続ける。多くの著書は海外でも翻訳されている。
受賞歴に、「報道が教えてくれないアメリカ弱者
革命」で日本ジャーナリスト会議黒田清新人賞。3部
作の「ルポ・貧困大国アメリカ」で新書大賞2009、
日本エッセイストクラブ賞など。
夫の川田龍平参議院議員とともに、ローカルフード
法の設立へむけて活動中。
WEB番組「月刊アンダーワールド」キャスター。
主な著書に「堤未果のショックドクトリン:政府のやりたい放題から身を守る方法」(幻冬舎新書)
「ルポ 食が壊れる」(文春新書)
「デジタル・ファシズム:日本の資産と主権が消える」(NHK新書)
「株式会社アメリカの日本解体計画」(経営科学出版)
「日本が売られる」(幻冬舎新書)
「核大国ニッポン」(小学館)
「アメリカから〈自由〉が消える」(扶桑社新書)
「政府はもう嘘をつけない」(角川新書)
「貧困大国アメリカ」(岩波新書)
「社会の真実のみつけ方」(岩波ジュニア新書)
他多数。著書は海外でも翻訳されている。
6 地域の情報交換と全体まとめ (15:15-16:00)
お問い合わせ
メール/tomoyasu◎mx51.tiki.ne.jp(◎を@にして送信)
FAX/0836-84-0422
プログラム・挨拶などは以下です。
ごあいさつ
山口県環境保全型農業推進研究会 会長 木村節郎
「未来は必ず開ける」
世の中まったく先が見えない時代。ウクライナやパレスチナでの戦争。いざという時に大国に日本をまもる力も余裕もないことがありありとしてきました。
昨年は酷暑。その後は晴天続きの超暖かな冬でしたが、
今年の元旦からの不意打ちの能登の地震、羽田の飛行機事故、北九州小倉の商店街の大火へと続きました。このたびの地震で見えて来たのは公助の限界。経済的支援があっても、それを運び込み、届ける能力がなければ無意味です。これが広い範囲で起こったら、お手上げです。つねひごろ地域内でどう暮らし、ともに生きるかが問われています。
昨年のフォーラムは鈴木宣弘氏の『あす家族に食べさせるものがない』でした。
世界で最初に飢えるのは日本です。食糧生産もエネルギーも肥料も機械の部品も労力もすべて他国まかせ。ほとんど自給できてない国・日本。さらに、土地も水も外国資本に買い占められるおそれがある。
生きててなんぼじゃ!
生きていてこそすべてがはじまる。戦後食べるものがない時に日本をなんとか支えたのは田舎の力でした。お金は食べられんけれど、水の国・森の国には、海があり、焚きものがあり、草が生えます。やまぐちは、今こそ疎開先になる事の覚悟の時です。そのために生活共同体の構築と、たくましく動物の一員としてしっかり生きられる力をはぐくむ必要がはっきりして来ました。
あきらめなければ未来は必ず開けます。新時代の到来です。
百姓・木村の紹介 https://tab-mimi.com/470/
https://tab-mimi.com/471/
***プログラム***
9:30 開 場 司会・安渓貴子(副会長)
10:00 ごあいさつ 山口県環境保全型農業推進研究会 会長 木村節郎
10:05~12:00 【活動報告】
1 中野茂樹(やまぐち環保研理事)・・・自然栽培でお米10俵の方法
除草なしで10㌃換算600キロのお米が! 健康な深い作土の田んぼに作り直す具体的な方法。
ほにちゃん自然栽培解説動画 https://www.youtube.com/@Honichan-shizen
2 児玉純子(上級食育指導士)・・・みんなが笑顔になるエシカル給食の可能性
環境にやさしく食べ残しがない地産地消の給食をめざす、山口市仁保地域のみなさんの取組。
おじゅんの食育サロン https://profile.ameba.jp/ameba/j-kodama2023
3 大下充億(あつお)(こびとのおうちえん、地球子舎(てらこや)代表)・・・たべる=生きる=遊ぶ
ケニアの田舎に1年滞在して希望を見つけ、故郷に帰って始めた、自給自足を目指す幼稚園とフリースクール。
自然菓子工房・欧舌(お店は休んでます) https://oh-shita.com/
事務局からの情報提供
やまぐちの種子を守る会からの報告「いま種子が危ない 2023年の動き」
ブログ(アップがおいつていませんが)https://yamatane.seesaa.net/
12:00~13:30 昼食・休憩・種子交換会・物販
弁当・農産物・書籍・身土不二・酒粕・クッキー・お米等を販売しています。
13:30~15:00 【基調講演】
タイトル:食の主権をとりもどせ ローカルフードという希望
講 師:堤 未果(つつみ・みか、国際ジャーナリスト)
講演後・会場で購入された著書へのサインをしていただけます(廊下にて)
国際ジャーナリスト・堤未果のオフィシャルサイト https://www.mikatsutsumi.org/
15:15~15:55 意見交換会・まとめ(会場内)
15:55〜16:00 おわりの言葉・石田卓成(副会長)
pdfでも添付しましたが、いま日本のお米の種子がたいへんなことになってきています。
「いま種子が危ない 2023年の動き」
やまぐちの種子を守る会 世話人・安渓貴子
1)多収の新品種というふれこみで、三井化学アグロが開発した、F1の「みつひかり」は都道府県生産種子の10倍の20キロ8万円の価格で販売され、2022年は、全国で1500ヘクタール栽培されました。ところが、今後は「みつひかり」の種子を供給しないことを2023年2月に農水省に届出。7月には三井化学クロップ&ライフソリューションから生産者に「種子回収のお知らせ」があり、種子不足のため2018年から混ざり物を入れていたことも明らかになりました。
これが種子法廃止と、農業競争力強化支援法の施行の結果です。企業は、あらたなビジネスとして、稲の種子生産に参入し、もうけが少ないとみると、突然供給を打ち切るのです。米や麦や大豆のような国民の食料の基幹となる作物の種子の供給を、民間企業に任せるという、種子法廃止が誤っていたことをはっきり示す事件です。
この事実は、中日新聞・日本農業新聞・長周新聞などを例外として、ほとんど報道されていません。
2)「あきたこまちR」品種導入へ向けた秋田県の動き
2023年8月に秋田県は、2025年から現在の「あきたこまち」を全量「あきたこまちR」に転換し、それを「あきたこまち」と呼ぶ(品種変更の表示がなく消費者は選べない)という計画を発表。これは遺伝子DNAのイオンビームによる改変により生まれた「コシヒカリ環1号」の遺伝子を使用しており、「ゲノム編集」と同じ考え方で、遺伝子操作(改変)された作物です。人工的に改変されたDNAを持つ生物を使用することは、まして食料として食べることは、予測できない危険があり、のちの世代への負荷になります。また以下のような弱点を持っています。
「コシヒカリ環1号」の遺伝子は、カドミウムを吸収しないという特性をもっていますが、カドミウム汚染のない地域では必要ありません。しかも、成長に必要なマンガンの吸収も抑えられるなどの弱点をもっており、その結果ごま葉枯れ病にかかりやすく、いもち病耐性が十分でない。カドミウムを吸収しないという特性は、劣勢遺伝なので、自家採種した種子ではその機能は発揮されません。そもそも特許の遺伝子が入ったこの稲は、2040年まで知的財産権によって守られて、改訂種苗法により自家採種は禁止です。
・山口県でも「コシヒカリ環1号」を親にもつ種籾の研究が2014年度から行われており(山口県農林総合技術センターの業務年報)、2022年度の報告では、「次年度の栽培に向けて種子更新も検討したが、「コシヒカリ環1号」の試験は平成26年度から取り組んでおり、本県における生育特性を概ね把握できたことから、今年度で終了とした。」とあります。山口県では、研究の公開がされており今後の判断が待たれます。宮城県、秋田県では、研究の結果芳しくないという報告が出ています。
2023年4月には「山口県種苗条例」が施行され、種籾などの安定供給を継続するとのことですから、しっかり見守っていきたいと思います。これらは、すべての農民と山口県民にとっても重大な出来事だと考えます。
*カドミウムを蓄積しない在来品種のイネ:インドのケララ州で3000年前から栽培されてきた「Pokkali」という在来品種のイネは、マンガンとカドミウムを多く取り込み、カドミウムの多くは根にとどまります。一方、マンガンは植物体全体に(根・葉・種子にも)とりこみます。岡山大学でコシヒカリと交配し、収量と食味、カドミウムの集積量に与える影響を調べました。その結果は、収量や食味に影響を与えず、精米中のカドミウムのみが 6 割近く減少しました。
https://www.okayama-u.ac.jp/up_load_files/press_r4/press20220819-1.pdf
以上、掲載責任者は、
安渓貴子(山口県環境保全型農業推進研究会・副会長)
安渓遊地(同・理事)でした。
0-0プログラム会長あいさつ@33forum.pdf (840KB)
0-1つつみみか@33forum.pdf (289KB)
0-2aローカルフード法律案とは.pdf (86KB)
0-2bローカルフード法案概要220217.pdf (422KB)
1-1なかのしげき@33forum.pdf (1,360KB)
1-2こだまじゅんこ@33forum.pdf (6,096KB)
1-3おおしたあつお@33forum.pdf (1,252KB)
1-4米種子の供給の動き@33forum.pdf (208KB)