卒業生は今)インドネシアのスラウェシ島で日本語教師奮戦中 RT @tiniasobu #jocv #indonesia #sulawesi
2011/03/31
山口県立大学の卒業生のSさんが青年海外協力隊員としてインドネシアのスラウェ
シ島で活躍中だという便りがとどきました。これから、時々彼女の作っている、手作
り新聞がとどくようで、とても楽しみです。
以下引用。お名前はとりあえずイニシャルにしてあります。
安渓先生へ
こんにちは、安渓先生。
私は2006年度県立大学国際文化学科卒業生のSです。
突然のメールで驚かれたことと思いますが、先生はお変わりありませんか。
私は編入生で3,4年生の2年間を県立大学でお世話になりました。安渓先生のゼ
ミでもお世話になりました。(大学で使う分別用の)
ゴミ箱を作ったり、週末に先生のお宅で先生の奥さんお手製のピザを頂いたことを覚
えています。暖炉のある素敵のお宅だったことを今でも覚えています。
日本は3月11日にすべてが変わったように私には思えます。
東北地方太平洋沖地震と原発事故で、多くの方が亡くなり、今もなお多くの方が被災
地で充分な生活が出来ない毎日に本当に心が痛みます。
さて私は2010年6月に青年海外協力隊で日本語教師としてインドネシアへ来ていま
す。
インドネシアのスラウェシ島の北部のゴロンタロという街に住んでいます。
ゴロンタロは地図で見ますと、赤道が通っている所です。そのため毎日猛暑(?)で
す。こちらへ来て8ヶ月ほど経ちますが、ここの暑さにはまだ慣れていません。
ここは馬車が庶民の足として走っています。スーパーの入り口には沢山の馬車がお
客さんを待っています。日本ではタクシーが待っている光景ですが・・・。
しかしインターネットや携帯電話もあり、高校生で2台の携帯電話を持っている人
も少なくありません。
日本人は今 私が知っている中では3人しかいません。しかし日本に興味がある人は
多く、日本語夜間講座も人気です。
宗教は90%又は95%がイスラム教です。みなさん、親切です。
子供達は大雨が降れば洪水になった道路で裸足で遊んでいます。
子供は笑って、泣いて、大人は楽しく笑って人間のありのままの姿で生活していま
す。
無計画停電(←日本の計画停電ではなく・・・)もあります。でも皆さん普通に生活
しています。
こちらの生活にまだまだ慣れませんが、日本とあまりにも違う文化・生活・宗教に楽
しみながら、ときどき戸惑いながら生活しています。
長くなりましたが、私はここへ来るまでは、ゴロンタロのことを全く知りませんで
した。
しかし今は幸運(?)にも、ここゴロンタロで生活しています。
このような一般の旅行では体験できない土地での生活、文化等のことを、少しでも
多くの方に知ってもらいたいと思いメールさせて頂きました。
先生、お忙しいと思いますが、こちらへぜひ一度お越しください。県大の学生さん
にもここゴロンタロのことを知ってもらいたいです。そしてここゴロンタロでの生活
を味わって
もらいたいです。私自身、ここにいると日本での生活にも憧れます。何でも揃ってい
る行き届いた国。
しかし、これから社会に羽ばたく大学生達に知ってもらいたいのです。日本とは違
う価値観で生活している場所(国?)があるということを。ゴロンタロのような生活も
あるのだということを。
このような場所での体験はこれから社会に出て行く学生達にとって自分の指針を作
る材料になると思います。
突然のメールで失礼いたしました。ゴロンタロのことを少しでも先生にお伝えした
くメールをさせて頂きました。
先生、私は不定期ですが日本の家族・職場・友人向けにゴロンタロ新聞を自分で勝
手に書いています。次回それを添付させて頂いても良いでしょうか。もしよろしけれ
ば
先生のゼミ生の方にも見せて頂けないでしょうか。
県大が懐かしいです。
以上引用終わります。
Prof. Yuji ANKEI
Faculty of International Studies,
Yamaguchi Prefectural University
Sakurabatake, 753-8502 Yamaguchi, Japan