日本生態学会)3/8自然保護専門委員会での上関アフターケア委員長報告 @tiniasobu #kaminoseki #esj #ecology #conservation
2011/03/08
3/8修正 英語ブログのアドレスがまちがっていました。
どろなわで、委員会開催の1時間前に書いています。
2010年度 上関要望書アフターケア委員会活動報告書
2011年3
月8日
上関要望書アフターケア委員会
委員長
安渓 遊地
<全体状況>きわめて緊迫した情勢が続く
埋め立てが開始され、現地はきわめて緊迫した状況。2011年2月に、中国電力の社
長が上関のプロジェクトのリーダーとなってから、従来と体制が変わり、2月21日夜
中に600人の作業員が動員されて田ノ浦に現れた。明け方には祝島の漁船を混乱させ
るべくダミーの作業船を含め約20隻の作業船があらわれ、放水口予定地に岩石を投入。
はじめて実際に海底埋め立てを始めた。
埋立予定地の取水口では、中国電力は埋立境界線を示すブイの取替をしに来たが、
祝島など漁船の抗議でできていないし、工事にも着手できていない。
埋立予定地の田ノ浦湾では、中国電力は海の工事について、再三再四オイルフェン
スを張り、作業用台船を入れようとしてきているが、シーカヤックや祝島の漁船の抗
議で工事に着手できていない。また、オイルフェンスを張ろうとしているが、反対派
の人々に抗議され、設置はストップしている。陸では海岸への立ち入りを制限するた
めのフェンスを立てようとしたが、反対する人たちの抗議で中断している。2月23日
には反対する負傷者2名が救急車で搬送された。
埋立予定地の放水口では、21日に工事区域に台船が入り、捨石工事をしている。
<生態学会自然保護専門委員会の取り組み>学会の連帯を深める
日本ベントス学会・日本鳥学会との連携で3学会連続シンポジウム。1/10 広島。3/14明治大学。5/10 山口県光市。7/25京都大学。9/23 南山大学。2/15付けで3学会の要望書。 http://ankei.jp/yuji/?n=870
9月上関要望書アフターケア委員会編『奇跡の海 -瀬戸内海・上関の生物多様性』
(南方新社)発行。12月2刷。
10月生態学会の予算でリーフレット英語版作成。長島の自然を守る会との協力で和
文「奇跡の海に原発!?」も。
10/22-29 COP10会場に生態学会のブース。自然保護専門委員会も上関・細見谷・尖
閣のポスターを掲示し資料配付。
2011/2/28 自然保護専門委員長名で「中国電力による上関の海面埋立工事の即時中
断を求める緊急要請」を公表。
4/10 日本生態学会が後援。“カンムリウミスズメと上関(瀬戸内海)の生物多様
性”国際シンポジウム。
関連した動き
<英語のブログを作成> 上関・原発と人権と生物多様性 http://hotspotkaminoseki.soreccha.jp/
<長島の自然を守る会の活動> http://nagashimanoshizen.soreccha.jp/ のブログをあらたに開設。
<CBD市民ネット>10/22COP10本会議でのNGO CSO 声明 で上関の問題をと
りあげる。
<上関原発建設中止を求めるジャーナリスト・言論文化人の会>10/25発足。広河
隆一氏らよびかけ。190人。
<日本自然保護協会> 2011/2/25上関原子力発電所の強引な工事に抗議し、建設
中止を求める緊急声明。
<若者たちのハンガーストライキ>2/21-3/1の240時間。全国から反響。http://ankei.jp/yuji/?n=1244
<住民訴訟・自然の権利訴訟>祝島島民の会のブログで最新情報を。 http://blog.shimabito.net/
<海上保安庁の役割>もっとも積極的?
従来の立場を捨て、積極的に祝島の漁民への介入を始めた。1.所持品検査で包丁
や鎌を島においてこいと命令。2.ゴムボートで祝島の漁船の舳先に体当たりしてく
る。その間に会社が埋め立てる。
http://ankei.jp/yuji/?n=1258
<中国電力のウェブ> 環境保全への取り組みhttp://www.energia.co.jp/atom/kami_eco.html