上関)海上保安庁のゴムボートが祝島の船に体当たりしその間に中電の船が砂利を落とす
2011/02/25
【転送・転載大歓迎】という以下の情報が入ってきました。
上関原発の工事強行にご関心をお寄せの方へ転送いたします。
【転送・転載大歓迎】
河野太郎議員が今夜祝島を訪問するので、それに合わ
せて祝島におられるという那須圭子さんに聞く:
今回の埋め立て工事では、今までは中国電力の警戒船
がやっていたことを、なんと海上保安庁の船が行なっている
というのだ。これは極めて重大な問題である。
那須さんは月・火・水曜と祝島の船に同乗したそうである。
これはその那須さんが直接体験したり、同じ祝島の漁師さ
んから聞いた話である。
海上保安庁は今までは一応…“中立”という建前でいた。
(もちろん、本当は今までも中立とは言い難い。)手出しを
することはなく、何か危ないことがあれば注意をするといった
形だった。ところがこの3日間はまるで別物となった。今回、
なんと海上保安庁の船が、これまで中国電力の警戒船
がやってきたことをやっているのだ。こんなこと、この28年間
で初めてのことだという…。
いま現場海域では、海上保安庁vs祝島の船という構図
となっているというのだ。
中国電力の台船が砂利を積んで現場海域に現れると、
祝島の船は台船への抗議に向かおうとする。その時海上
保安庁(海保)の船は、祝島の船を見つけると猛スピード
で追いかけて、台船との間に入り込み、祝島の船の舳先
へ、船体の下へ滑り込むように体当たりしてくるというのだ。
そして祝島の船が混乱しているその隙に、台船が砂利を
海底に落としていくというのである。舳先をめがけてぶつけて
来られた祝島の船は、物理的に無理矢理船の方向を変
えさせられ、台船に近づけなくなる。その隙に砂利を落とす
ということが行なわれているのである。
今回海保の船は、このような行為を、台船が来るたびに
行なっている。 一方、中国電力の警戒船は見ているだけ
で、祝島の船に対する妨害行為を行なっているのはなんと
海保の船なのである。
海保の船は高速のゴムボートである。海保の船はいつもな
ら2~3隻なのに、今回の工事ではなんと22隻も来ている
という。一方台船の阻止に向かう祝島の船は5~6隻だと
いう。祝島の船1隻につき海保の船が2~3隻付くという
形になっている。
体当たりされると、船の下で「バリバリバリバリ…」となるそう
だ。この危険行為は、海保の人にとってもかなり危険なは
ずだという。祝島の船に体当たりをした時に、海保の人の
ヘルメットが割れたこともあるという。その人は、「すみません。
分かってるんです。」と言って謝っていたそうだ(つまり、何を
やっているのかは分かっているということ)。
祝島の人は当然「あぶないじゃないか!」と抗議をするのだ
が、船というものは急に止まることは出来ない。舳先にぶつ
けることで進路を無理矢理変えさせる。中国電力の警戒
船は様子を見ていて、台船に「いけーーー!!」と言う。そ
の隙に台船が砂利を落とすのである。
一度は、海保が船をぶつけてくるだけではなく、体当たりを
した時に海保の職員が祝島の船に乗り移ってきて、「免
許証を見せろ!」と言ってきたこともあるという。そして、その
どさくさのスキに台船が土砂を落としていった。
海保のゴムボートは、一隻当たり5人くらい乗っている。海
保の職員は皆かなり若いのだそうだ。その中に一人ちょっ
と年配のリーダー役がいる。これは海保の若い職員に対す
る訓練か?と感じたという。
今回、なんと海保の船が警戒船の役割をしている。
海保が中国電力に協力を要請されてそれに応えていると
しか思えないという。この中国電力と海保の協力ぶりは問
題にされなければならない。尖閣沖で海保の船が中国漁
船に衝突されたといって日本中が揺れたが、上関原発工
事では、海保の船が中国電力に協力して祝島の船に体
当たり行為を繰り返しているのである。
2011年2月24日