原稿)西表島の人口の変遷 RT_@tiniasobu
2023/01/26
西表島の石垣金星さんが、2022年の6月に長逝されてしまいました。
彼に頼まれて、竹富町史・西表島編の序論を書いたのですが、挿絵として作った歴史的な人口の変遷は、興味深いですね。
17世紀に人頭税がはじまるころからあとの史料しかありませんが、人口が伸びる時期が3回、落ち込んで底を打つ時期が2回あり、1回目はおそらくサツマイモの導入、2回めは、西部の炭坑、そして新型コロナ肺炎流行の前までの伸びは、観光業によるものです。
西表島の地元のみなさんから、西表にくるなら、ぜひ話しをしたいと言われています。
金星さんは、「過疎化はカス化」「昔炭坑、今観光」などの警句を残しました。
住民の 人口がコミュニティを維持できる範囲のものであること(数) と 島びととして望ましいくらしぶり(生命と生活の質)の両方を問いかけているのだろうと思います。
まだ印刷されませんし、これからの編集で内容が変わるかもしれませんが、人口変遷図を先行して公開しておきます。
これを見るだけで、最近400年ばかりの歴史の中で、自分たちがいまどこにいるかが、ある程度理解できるのではないか、と思います。話し合いの材料として、ここにのせておきます。
安渓遊地@西表をほりおこす会