集成版)つばめ農園おひさま便り 冊子をプレゼント中 RT_@tiniasobu
2023/01/07
阿東つばめ農園での日常を綴った、ロシナンテ社の『月刊むすぶ』での連載記事 3年分を冊子にしました。その内容を掲載します。
カバーとはじめに、と索引をつけただけのもので、本文は、雑誌連載のままです。
紙で読んでみたいという方には、つばめ農園のお米イセヒカリや白大豆タマホマレの宣伝とともに、送料ともに無料でお送りします。(先着20名様程度)
ブログで見た、と書いて、以下のアドレスへ所番地とお名前をメールなさってください。
a◎ankei.jp
以下はまえがきと索引です。
ごあいさつ
阿東つばめ農園は、
津和野にほど近い山口市の北部の徳佐にある小さな農園です。中国山地の中の、標高300メートルほどの広々した高原を見下ろす山裾にあります。
ここで長男の安渓大慧(1983年生まれ)を中心に、農薬も除草剤も化学肥料も使わないで、お米と大豆を家族農業で作り始めたのは2012年のことでした。
畑は、1990年から、また自家用の米は1993年から育ててきましたが、販売農家になったのは初めてで、いろいろ試行錯誤を続けています。幸い「阿東ゆうきの会」という小さな仲間ができて、互いに励まし合いながら進めています。
2019年に、農場の上に藤棚のように隙間を開けてソーラーパネルを並べる、ソーラーシェアリング(営農型太陽光発電)を 山口県で初めて導入して、
「おひさま発電所」と名づけました。この取り組みで、経営はやや安定して、将来の計画も考えられるようになりましたので、山口市の「空き家×交流」の補助金をいただいて、近くの空き家を改装し「おひさま交流館」と名付けました。遊地と貴子は、もともと大学などで文化人類学や生物学を教えてきていることもあって、これから大切になるものはなんだろうと考えて「生物文化多様性研究所
Institute for Biocultural Diversity」という、私設研究所の看板を掲げました。
この冊子は、そうした「有機農業×発電+交流×研究」が混然とした、わたしたちの地域での日常を綴ったものです。京都でロシナンテ社が出している雑誌『月刊むすぶ』に連載させていただいている内容を、ページ数もふくめてそのままに再現し、2020年1月から2023年1月分(588~623号)の集成版としてお届けするものです。ちょうど新型コロナ肺炎の流行と重なってしまい、おひさま交流館で毎月一度は集まってわいわい未来会議をしたい、という計画は延期していますが、それでも、思い切り息をしたり、大声で叫んだりしてもいいのは、田舎のよいところです。毎回読み切りの形で書いていますから、どこから読んでいただいてもかまいません。いろいろ錯綜した内容の手がかりになることを願って、巻末に索引をつけておきました。
前身の『地域闘争』の時代から数えればもう50年を越えた『月刊むすぶ』の編集と発行の継続は、コロナ禍の中での
しかた・さとしさんの献身的な働きで可能になっているものです。https://www9.big.or.jp/~musub/index2.htmlから、『月刊むすぶ』の定期購読をお勧めします。これからも連載と応援を続けます。
ひごろのご無沙汰のお詫びと、生存確認を兼ねて知り合いのみな
さまにお届けいたします。どうぞお気軽に遊びにいらしてください。
2023年新春
阿東つばめ農園・おひさま発電所・おひさま交流館・生物文化多様性研究所
安渓大慧・貴子・遊地
主な事項索引・人名索引(五十音順) 数字は連載番号
◎つばめ農園の暮らしと生き物たち
アオダイショウ 20
アフリカ料理 18
石臼で粉ひき 26
イセヒカリ 4, 31
一等米 4, 23
ウンカの大発生 10
オニフスベというキノコ 21
けものたちとのつきあい 9
麹づくり 36
国産小麦粉で薪のピザ 36
再生紙マルチ稲作 1
サツマイモ基腐病 30
色彩選別機 11, 23, 36
地の者になる道は 13
積雪70センチ 14
種子どり 7
蕎麦 3, 26, 36
タマホマレ(甘い白大豆) 6
ツバメの子育て 20
手作り味噌 6, 12, 37
手作りロケットストーブ 23
鳥たちのいろいろ 18
鳥よけネット(大豆用) 32
トンボがもどってきた 33
ニホンミツバチの復活 3, 31
畑の除草 8
馬糞の活用 9
紅はるか(サツマイモの品種) 30
毎年が一年生 10
みんなちがってみんな変 37
麦踏み 2
リモコン草刈り機 35
◎おひさま発電所と地域のエネルギー
LNG基地とハチの干潟の危機 22
環境エネルギー政策研究所ISEP 17
市民エネルギーやまぐち(株) 2, 14
ソーラーシェアリング(営農ソーラー) 2
ソーラーシェアリングの雪害 14, 19
ソーラーシャアリングの再建 17, 19
大規模風力発電計画(阿武町) 22
出口がない原発の基本設計 1
木質ガス発電(津和野町) 33
◎地域の悩みごとは待ったなし
空き家の活用と交流 5
イージスミサイル基地(萩市) 22
遺伝子組み換え食品 6
上関原子力発電所建設計画 8, 22, 27
グリホサート(ラウンドアップ) 6
ゲノム編集食品 35
国葬・県民葬 34
種子法(主要農産物種子法)の廃止 4, 7
種苗法の改定 4, 7, 16
食の主権の回復 4
食料危機 23
食料自給率 28, 37
「沈黙の春」 3
天敵の激減 10
ネオニコチノイド農薬 9
農業競争力強化支援法 7
米価の暴落 23
ポストハーベスト農薬 3
みどりの食料システム戦略 16
◎おひさま交流館と地域交流・国際交流
アフガニスタンとペシャワール会 29
いすみ市の有機給食 28
インドネシアのアーティスト 36
エシカル給食の日(仁保小学校) 35
SLやまぐち号 20
おいでませ山口県 桜NAVI 27
お金を介在させない知恵(上関町祝島) 8
上関の自然を守る会 8, 22, 27
子どもたちの受け入れ 26
コンゴ民主共和国と紛争鉱物 29
島根県立農林学校と有機農業 33
種子交換会と種苗法 34
食品と暮らしの安全基金 3
女性たちの活躍 15
スワヒリ語 37
ソンゴーラ語(コンゴ民主) 12, 18
体験型ゲストハウス・マルゴト(上関町)27
大学生の受け入れと農園実習 11
タンザニア 37
地域が学校 11
中国山地百年会議 13
長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会 27
津和野町の木質ガス化発電 33
「適密・適疎」をめざす 5
統合失調症の人たちと知り合う 24
中村自然農園と日向ぼっこの力 30
ナバラ自治州の風車(スペイン) 22
日本の種子を守る会を山口でも 4
農業ボランティアの受け入れ 8
福祉メイキングスタジオ・うみべ 37
物々交換と労働交換 8
ペシャワール会と中村哲医師 29
ほほえみの郷トイトイ(阿東地福) 13
未来会議やまぐち(阿東徳佐) 5
みんなのつどえる新聞「みんつど」 24
ヤッタネ!やまぐち 7, 15, 35
山口県環境保全型農業フォーラム 28
山口県立大学 11
山口市情報芸術センター(YCAM) 36
やまぐち環保研(山口県環境保全型農業
推進研究会)1, 3, 28, 34, 37
やまぐち食育フォーラム 25
やまぐちの種子を守る会 35
有機給食 15, 28
有機の市 34
有機農業研究会 16
◎生物文化多様性研究所の活動
原子力資料情報室(Cnic) 28
生物文化多様性研究所の設立 12
生物文化データベース(コンゴ・西表島・
与那国島) 12
世界保健機構(WHO) 29
地球研(総合地球環境学研究所) 17, 36
「抵抗の場としての地域社会」 32
日本アフリカ学会で発表 18
日本学術会議と学問の自由 12
八幡原のミヤマウメモドキ群落(阿武町)22
平和憲法と幣原喜重郎 30
蓬莱米(台湾とインド) 21, 36
『榕樹文化』(同人雑誌) 21
◎登場する主な人名(敬称略)
磯永吉(蓬莱米の父) 21, 36
うっきー(やまぐち食育クラブ) 7, 15, 35
うみべのオカピー(画家) 37
N子(与那国島) 12
オム・ユナ(映画マルモイの監督) 12
掛谷誠(人類学者) 37
菌ちゃん先生(吉田俊道) 26
國光美佳(子どもの心と健康を守る会)25
久保睦夫(津和野町) 33
小若順一(食品と暮らしの安全基金) 3
鮫田晋(千葉県いすみ市職員) 28
しかたさとし(ロシナンテ社) 1
幣原喜重郎(憲法9条) 30
渋沢敬三(宮本常一を育てた人) 27, 30
末永仁(めぐむ、蓬莱米の母) 21
杉山龍丸(インド緑化運動) 36
鈴木宣弘(食料安全保障推進財団) 37
高木仁三郎(原子力資料情報室) 28
津野幸人(農学者) 1, 28
テドロス(WHO事務局長) 29
天地成行(みんつど編集部) 24
中村哲(医師、ペシャワール会) 29
中村進卓(のぶたか、中村自然農園) 30
前島由美(ゆめの森こども園) 25
宮本常一(歩く学者) 27, 30, 32
ムクウェゲ(医師、コンゴ民主) 29
山田正彦(日本の種子を守る会) 16, 30
吉松敬祐(つばめ農園の師匠) 31
和崎洋一(文化人類学者) 37