文化人類学)「自分と違う人」は苦手? DNAの旅とフリーハグ RT_@tiniasobu
2022/11/11
2022年後期6回目です。 http://ankei.jp/yuji/?n=2459 のバージョンアップです。
短い動画がたくさんありますが、頭が混乱しないように、見てください。
1. 人間は、DNAではほとんど違いがない。でも文化には大きな違いがある。
現生人類は「6万年前に同じ能力を持った人々がアフリカを出て、世界に広がった」――日本人はどこから来たか。DNAが語る系譜
~岩上安身による篠田謙一氏インタビュー。
https://youtu.be/MDh6TPucpI4 (15分) 篠田先生のプレゼンは5分目からです。
文化人類学は、人間の集団のもつ特徴のうち、DNAを通さずに次の世代に伝えられる「文化」を主な研究対象にします。自然人類学の概念としての「人種race」については語りません(しかし人種主義や、人種差別といったracismについては語ります)。民族ないしは民族集団(ethnic
group)とは、文化(言語、習慣、宗教など)で区分される集団のこと。民族には「民族名」というものがあり、もっとも大切なのは、「自分は◎◎民族の一員だ」という帰属意識(アイデンティティ)とされています。
2. 文化の一部としての言語(と方言)
わたしたちが信じているよりも、ずっと「方言」の中の違いは大きいものです。
A.「ンダモシタン!小林市」https://youtu.be.com/jrAS3MDxCeA (2分弱)
見終わってから「フランス語字幕つき」を選択してもう一度見ることをおすすめします。
B. 同じ「昔話」の3つのことばによる録画、です。はじめのものは、2度繰り返されますから、できれば1回目は画面をみずに目を閉じて聞いてごらんになることをお勧めします。
https://youtu.be/JzACVaJKQmg
3. 自分の中の「ヘイト」の感情を溶かす
私の案内 DNAの旅とフリーハグ https://youtu.be/7kPncsH4pyQ(11分)
A. Momondoという旅行会社がおこなっている「DNAの旅」という企画の動画(日本語字幕つき)をみましょう。 https://youtu.be/tyaEQEmt5ls (6分)
B.フリーハグを世界でおこなっている桑原功一さんのサイトFreehugs4peaceで動画をみましょう。
https://youtu.be/6F93Jtu7IiA (5分)
課題1 現生人類の故郷であるアフリカの人々は、「マサイ族」のように「~族」と呼ばれることが多いのに対して、それ以外の場所では、「~人」と呼ぶことが多いのはなぜでしょう? 文献の引用は必須で文字数に含みません。(100字以上)
文献としては、探すときは、Googlescholarで、 部族 民族 差別 などで検索してみてください。https://ir.library.osaka-u.ac.jp/repo/ouka/all/68231/MKG_05_426.pdf などが引用可能でしょう。
本文中の引用の仕方は、数字の注できちんとできている人もありました。自信がない方は、以下を参照してください。http://ankei.jp/yuji/?n=287 お手本は、http://ankei.jp/yuji/?n=1798
課題2 自分の中に「ホンネをいうと、あの国の人は苦手」といった感覚はありませんか? その自分の中に少しでもある「ヘイトの心」を溶かすための2つの方法(AとB)を参考に、あなたならどのようなことを自分に提案しますか?(200字以上)
課題3 「アフリカで病気になる」という安渓遊地のコラム(http://ankei.jp/yuji/?n=2626)を読んで、あなたがアフリカに長期(例えば半年間)の文化人類学フィールドワークに行くとしたら、出発前に何を準備することが必要かを考えてください。これは、次回の講義の予習です。(必要なもの・ことに優先順位をつけて、3つあげてください。なぜそれが大切なのかも書いてください。)
アフリカの旅でやばいものは? という記事も参考になるかもしれません。
http://ankei.jp/yuji/?n=2627