#みんつど_)#天地成行 編集長から終刊の予告とお礼のごあいさつがとどきました RT_@tiniasobu
2022/06/18
2022/6/19 修正 「崎」の異体字が表示されませんので、正しい文字については、あらたに添付したpdfをごらんください。
天地成行さんから、みんなのつどえる新聞『みんつど』は、あと1号(28号)を出したら、そこで閉じるというご挨拶がとどきました。
おつかれさまでした。ありがとうございました。
もちろん、気がかわったら捲土重来されるかもー。
森昌子さんのように、気長~~に待っていれば復帰してくれるかもしれない、とか、
宮崎駿さんのように 「やめるやめる詐欺(潤・@岡田斗司夫さん)」 とか
「こちかめ(こちら葛飾区亀有公園前派出所)」の両さんように、やめたふりですぐにその回のうちに再開 とか
どうなっても驚かないようにします。
とりあえず、2022年6月18日にいただいたメッセージをそのまま掲載します。
以下引用です。
「こちら『みんつど』編集部」~山口百恵のように潔くお別れ?
人気絶頂の中で彼女は決断をした。サヨナラコンサートだったか、最後の歌を歌い切り、美しい衣装に身をまとった彼女は、ひっそりと哀愁を漂わせてセンターにマイクを置き、舞台から去っていったと記憶する。昭和の歌姫・山口百恵のことをなんとなく覚えている私は当時、「もっと華々しく、賑やかに去る演出はないのか」と少し疑問に思った。
振り返ってみよう。精神障害者が発信するなんともフシギなミニコミ誌・「みんつど」を立ち上げた時、母のはるみは「そんなに続かないだろう。何をしても長続きしないから」とタカをくくっていた。実際に2020年あたりの私は、何をやっても長続きしなかった。唯一は自由律俳句であったが、きまぐれにやっていただけだ。あとは毎日、6畳間でひたすらにタバコと無糖コーヒーを飲みまくっていた。自分でもどうなるか分からない船出であった。
いざ、漕ぎだした舟は早々に難破・座礁を繰り返す。パソコンの故障で再起不能になって途方に暮れた二号。当時からの唯一のスタッフ・金光光雄さんの緊急入院でしばらく行方が知れず、「終わった」と思った三号。ひたすらに普及しようとあちこちに添付メールを送り付けて、メールの使用停止につながったりもした。「みんつど」といって、全然「みんな」と言えるほど集っていないとの自戒も焦りにつながる。
しかし、一歩ずつ舟は進む。安渓遊地先生との出会いによるWEB掲載、広告に名乗りをあげていただいた「レストハウスたんぽぽ」との出会いから、「くるとん」の藤井康弘社長たちが続々手を挙げてくれた。そして真夜中にいつも電話に出てくれた顧問の村岡正さん。「大切な媒体ですね」と見ず知らずのメールにこたえてくださった、青木聖久先生・日本福祉大や横山豊治先生・新潟医療福祉大、近藤武夫先生・東京大をはじめとした学者の方々。毎月励ましの声を届けてくれる仲間が一気に増えた。
大学時代の仲間の北九州のKさんや島根のタカさんも紙面をさまざまな素晴らしい写真で彩ってくれた。訳が分からないけど、なんか面白い、次はいつ出るの? どこで発行しているの? 紙で発行してよ! いろいろな声が聞こえてきだした。自分でも企画をいつでも考えて、勝手にわくわくどきどきし、次にどの人に会えるかと夢想した。もっともっとユルーく笑ってもらうにはどう書けばよいか、安渓先生に毎日のメッセンジャーと添削で鍛えてもらった。
紙面で伝えたことを実践するように努めた。部屋の断捨離、料理、散歩、外出。コロナでしぼんだ勇気が、紙面にすることで自分がまず元気をもらえた。特筆された方はなかったもののレイアウトも案外、頑張って記者時代のテクニックをふんだんに思い出して工夫した。冊子化して、それを松田茂さん(ひだまりの会会長)と県内各地を手渡しにいったりしたのも良い思い出になっている。
今年に入って、山口県立大学の看護栄養学部と社会福祉学部でみんつどの特集をした大橋広宣さんとの交友で出演させていただき素晴らしい編集をしてもらった「こころてれび」や、みんつどを通して出来上がったといえる『わたしは山頭火!?』(くるとん)の紹介をしていただいた。社会福祉学部では、発刊当初から宮崎まさ江先生のご配慮でコピーをして、学生に回覧していただいていた。看護栄養学部の横田恵先生には、前職の地元の保健福祉センター時代からお世話になっている。また母校・島根大学の人間科学部福祉社会コースで、足立孝子先生のご配慮で、なんとゲストスピーカーとしてお話をさせていただいた。すべて、この媒体のおかげなのである。当事者がやっていることとしたら、結構すごいことであると思う。
「あんた、3年もよくやったわ」はるみ母はそっと、晩御飯の時に自分の皿から肉を一切れ箸でつまんで、私の皿に運びながらそう言った。創刊号のエッセイのタイトル「人とかかわる」が達成されてきた今、ここで歴史をいったん閉じる決心がついた。これまでのつながりをこれからは大切にしながら、次のステップへとすすんでいこうと思う。今回、2ページの作業を残して「卒業宣言」をしたことで、2022年6月18日(土)は、驚かせる日になってしまったことをお詫びしたい。最後の残された作業を無事に終えて、安渓先生に最後に解説をまとめてもらって、最終号をお披露目したいと思う。
みなさま、これまでのご愛読誠にありがとうございました。成長できた3年に感謝いたします。コロナ禍の一服の清涼剤になったとなればこの上ない幸せです。長くなりました。マイクでなく、ペンを(パソコンですが(笑))そっと置きます。
私の句、
ありがとう言い足りない人何人もいる
天地成行
写真説明
「人生は『行』であると知らなかった20代の天地成行(山口・岩国市の錦帯橋にて)」