広島県竹原市)生物学者動く「ハチの干潟を守ろう」 @中国新聞 _RT_@tiniasobu
2021/08/12
2021年8月13日 本文の文字起こしを追加しました。手入力でなく、有料のソフトを使わないやり方の例は、次の通り。
1.添付のjpg画像を(macのプレビューで)記事の段ごとに切り抜いて、新規作成で「クリップボードからファイルを作成」を選んで、pdfとして書き出します。
2.保存したpdfファイルを、googledriveに保存して、「アプリから開く」をクリックして、「googledocumentとして開く」を選択すると、ocr処理された、テキストファイルが現れます。
3.それをエディター(macならCotEditorお勧め)で貼り合わせ、空白を検索+自動置換削除して、ヘクタールなどの若干の文字化けを手で直します。
http://ankei.jp/yuji/?n=2523 の続報です。
中国新聞 2021年8月12日 地域 17版 18ページ
中国わいど
希少生物への影響懸念
竹原LNG火電計画研究者が意見書
竹原市内で計画が進んでいる液化天然ガス(LNG)火力発電所とLNG貯蔵施設について、国内外の海洋生物研究者が、事業を進めるJBGエナジー(東京)などに意見書を送っていたことが11日、分かった。建設予定地が希少生物の生息する「ハチの干潟」に近いため、影響を与える可能性を指摘している。
意見書は2点。佐藤正典鹿児島大名誉教授(生物学)たち3人と、スイスに本部がある国際自然保護連合(IUCN)カブトガニ専門家グループの2人がそれぞれまとめ、同社と、ドイツにあるグループの本社機能を担う企業に7月30日付で郵送した。
佐藤名誉教授たちの意見書によると、ハチの干潟と周辺海域には絶滅の危険があるカブトガニなどの希少種が多く生息し、研究や教育の重要な場所にもなっていると説明。計画にある海上への桟橋設置で潮流が変わり、干潟の堆積物が変化すると「カブトガニの産卵などに大きく影響する」などと指摘し、再検討を促している。
米国の大学などに在籍するIUCNの専門家の意見書は「生物への影響を評価し、悪影響を与える可能性がある場合は代案の検討を強く勧める」と訴えた。
JBGエナジーのLNG火電計画は、竹原市下野町の海沿いの約7ヘクタールが予定地。出力7万4千キロワットの発電所のほか、海外から船で調達したLNGの貯蔵施設を海上に浮体式で設ける構想となっている。
同社の広報窓口となる会社は中国新聞の取材に「意見書の内容を十分に精査・検討する。個別案件の詳細についてはコメントを差し控える」としている。
(渡部公揮)
軟体動物多様性学会・自然環境保全委員長
日本生態学会・自然保護専門委員(エネルギー問題担当)
安渓遊地