農水省)2050年までに日本の有機農地を40倍にという_「#みどりの食料システム戦略_」2021年3月30日から4月12日までパブコメ募集中 RT_@tiniasobu
2021/04/04
https://www.maff.go.jp/j/press/kanbo/kankyo/210330.html
にあるように、2050年までに二酸化炭素排出量をゼロにするという政府目標に応じて、農林水産大臣が昨年10月にぶちあげた、「みどりの食料システム戦略」が、あわただしくすすめられようとしています。
すばらしい目標のようですが、あわただしく、自分たちがもう生きていないだろう未来へのシナリオを決めてしまうことと、その内容には大いに疑問があります。
この他にも、日本農業新聞や農協のホームページにもいろいろな評価が掲載されています。自分のメモとして書いておきますが、パブコメを出しましょう。
みどりの食料システム戦略のプロット(筋道)まとめ
2020年10月16日 農水大臣による みどりの食料システム戦略への取組宣言 https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2020/10/201016-47153.php
農林水産省によると生産から消費までサプライチェーンの各段階で新たな技術体系の確立とイノべーションの創造で課題解決をめざす。生産者が減少し集落の維持も困難となるなか、スマート農業技術などで人手不足を補うとともに、センシングを活用し土壌条件に応じた肥料、農薬を使用することで生産性向上とコスト低減、環境負荷軽減を両立させる。
また、圃場管理システムやドローンなどICT)機器を家族農業などにも導入し、一定の規模拡大を支援するとともに、そうしたスマート技術によって「農業のハードルを低く」し、農業・農村に関心を持つ人々にも農業の担い手として参画する地域社会もめざす。
12月21日 戦略本部設置 https://www.jacom.or.jp/nousei/news/2020/12/201221-48435.php
農水省はこの戦略で国産品の評価向上による輸出拡大、新技術を活かした生産者のすそ野の拡大、国民の豊かな食生活と、地域の雇用・所得増大が期待されるとしている。年明けから農業者や関係団体、企業などと意見交換を行い、3月に中間とりまとめ、5月に戦略を決定する方針だ。
2021年2月4日 鈴木宣弘東大教授の論評 https://www.jacom.or.jp/column/2021/02/210204-49274.php
ただ、現状のAI・スマート農業関連事業については、相当の大規模区画でないと有効でなく、もっと現場に足を運んで、現場の状況を踏まえた事業提案をしてもらわないと使えない、という声が大規模経営層からも挙がっており(2021年2月3日に聴取)、誰でも使える技術にしていくには課題は大きいと思われる。
3月14日 もと農水大臣の山田正彦さん防府市で講演会「売り渡される食の安全----いま山口県でできること」。その中で、ゲノム編集作物やRNA農薬などとセットの計画だと警告。
長周新聞にくわしい報道あり。https://www.chosyu-journal.jp/seijikeizai/20598
3月19日 日本有機農業学会 の批判的提言書 13頁 https://www.yuki-gakkai.com/wp-content/uploads/2021/03/ad610735000bf2cdf94163e8e3d7c542.pdf
3月29日 農水省「みどりの食料システム戦略」中間とりまとめを決定 https://www.maff.go.jp/j/kanbo/kankyo/seisaku/midori/team1.html
2021年3月31日 わかりやすい整理あり https://www.jacom.or.jp/column/2021/03/210331-50397.php
「みどりの食料システム戦略」に物申せ【小松泰信・地方の眼力】
2021年3月30日~4月12日 パブコメ (いまここ)
2021年5月までに 確定予定
2021年9月 国連食料システムサミットで発表予定
2020年11月の農水省のページ
https://www.maff.go.jp/j/syokuiku/kaigi/attach/pdf/r02_03-10.pdf
以上、紹介は 安渓遊地@生物文化多様性研究所 でした