山口県)農業は全国最下位あたりです 農業経営体あたりの産出金額で46位、自給率の低下で日本一 RT_@tiniasobu
2022/11/02
農林業センサスという調査が、10年に一度行なわれていて、最新のものは2020年度でした。
農林水産省のウェブサイトには、その結果がこまかく公表されています。https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/noucen/index.html
ところが、その「まとめ」のpdfは、多くの場合「上位5道県の例」が、得意げに紹介されていて、それ以下の、または、最下位を付近の都道府県については、データを見ろとばかりに、ほぼ無視されている状態です。
山口県は、農家あたりの収入で、ずっと全国最下位だ、という発言を聞くことがありましたので、検証してみました。
農業産出額および農業生産所得を、農業経営体の数で割るだけなのですが、この数字がなかなかネットではみつかりません。
あわせて、2019年から20年にかけての、食料自給率の変化をみてみました。
その結果、
経営体あたりの農業産出額は、奈良県が最下位で、山口県の372万円は、46位。全国平均の832万円の半分以下です。所得でも、40位台の最下位集団に位置しています。
カロリーベースの食料自給率の変化は、29%が24%に下落しています。(これは、84ポイントで、日本最低。その次は、89ポイントの福岡県ですが、いずれも稲へのウンカ被害の影響と考えられます。)
山口県の農業への本格的なテコ入れが、とくに必要とされていることがわかるデータです。
生物文化多様性研究所・安渓遊地