2015/2/20) ケンムン広場@奄美サンプラザホテルでお話しします
2015/02/15
こんな怪しい感じの会に呼ばれています。文化の多様性の話しをして本気でまじめ
すぎる生物学者たちのお話しを少しは怪しくするという役割みたいです。
奄美のケンムンが、屋久島のガーッパ、トカラのガラッパ、やんばるのブナガヤ、
沖縄島南部のキジムナー、与那国島のキジムンなどのどれに近い生きものなのか、頭
には皿があったのかどうかが分類の決め手になるかどうか、いま真剣に悩んでいると
ころです。目撃証言求む。標本を所蔵する博物館・秘宝館があったらすぐ飛んでいき
ます。
大型プロジェクトの全体像を示す概念図もくっつけておきます。
以下引用です。
ケンムン広場:奄美の生物多様性
日時:平成27年2月20日(金)14:00~17:00
場所:奄美サンプラザホテル (鹿児島県奄美市名瀬港町2番1号)
世界自然遺産登録に向け、奄美大島の森林域の国立公園化が計画されています。新
しい国立公園では「生物多様性の保全と持続可能な利用」、すなわち「人と自然との
共生」が目的に加わります。それは、住民や研究者も参加し、情報を共有ながらすす
める新しい国立公園の管理モデルとしても期待されます。私たち研究グループは、生
態学、考古学、地元学、文化人類学などを専門とするアドバイザーの助言のもとに、
生態学と情報学が協働し、「情報共有のしくみ」の実践的な研究をすすめています。
「ケンムン広場」は、IT技術や昔ながらの話合いによる情報交換の場です。その第
1回シンポジウムは、研究プロジェクトメンバーとアドバイザーがそれぞれの専門の
立場から、奄美大島における「人と自然との共生」の豊かな研究の世界を紹介します。
奮ってご参加ください。
・研究代表者 東京大学 教授 鷲谷いづみ
・那覇自然環境事務所 野生生物企画官 阪口法明(仮)
1)「ケンムンの生態学」事始め 鷲谷いづみ
2)ネイチャーガイド「奄美大島のトンボ」の使い方
東京大学 特任研究員 須田真一
3)情報交流システム「けんむん広場」の開発 東京大学 特任助教 安川雅紀
(10分間 )
1)みんなで調べる「奄美遺産」
奄美群島文化財保護対策連絡協議会 会長 中
山清美
2)ケンムンは今どこに
山口県立大学 教授 安渓遊地
3)古代の光がさす奄美の渚
京都大学大学院 教授 加藤真
4)ソテツとの共生
山口大学 非常勤講師 安渓貴子
司会 鷲谷いづみ
パネリスト 中山清美、加藤真、安渓遊地、安渓貴子、安川雅紀
参加者にはトンボに関する研究成果にもとづいて作成した ネイチャーガイド「奄
美大島のトンボ」
を謹呈いたします。
主催:東京大学「自然保護地域における協働管理のための情報交流システムの開発:
奄美大島をモデルとして」研究グループ
後援:環境省那覇自然環境事務所、鹿児島県、奄美群島広域事務組合
お問い合わせ先
東京大学
保全生態学研究室
電話:03-5841-8915