お誘い)シーカヤックに乗って日本を回ろう。人々と出会おう。若き人類学者よきたれ #海遍路 RT@tiniasobu
2014/01/04
中学高校と愛読していた『暮らしの手帖』が100号を越えて、第Ⅱ世紀に入ったの
が1969年のことでした。それまでのサイズが一回り大きくなって、第1号(通算101
号)の特集が「君よカヌーを作ろう」だったのを鮮烈に覚えています。役にたつとか
立たないとか、それでいくら稼げるとか儲からないとか、そんな基準をはるかに突き
抜けた、花森安治さんからのメッセージだったと思います。
また、人類学は、就職先も少ないし、収入も低めの、お勧めできない学問のトップだ、などとアメリカの雑誌が書いているそうです。http://irorio.jp/asteroid-b-612/20121012/31586/
そんな浅はかな、何の役にたつかでものごとをきめている人たちには、無縁のディー
プなおさそいがとどきました。
「私たち女はね、人類学であろうとなんであろうと、『面白い!』と思ったら経済的なことなんかあまり考えずにそっちの方へどんどんつき進むのよ。それほどの勇気をもてる男たちは、今までのところ少ないわね。」全文はhttp://ankei.jp/yuji/?n=417 と、パリのアフリカ研究の女性は語っていましたが、今回の勇気あるおもしろ探検隊長は、男性です。
1979年代、アフリカ・タンガニイカ湖のほとりで、魚類調査のチームとして、とも
に過ごした山岡耕作さん(さきごろ高知大を定年卒業)から、以下のような、なかな
かわくわくするような「海遍路」へのお誘いです。若き人類学者をとくに募集だそう
です。私も、1983年に、コンゴ川の上流を250キロほど二人乗りのカヌーで旅しまし
たから、あの緊張と爽快感は想像ができます。
以下引用です。
三年前から海遍路というシーカヤックでゆく漁村訪問を実施しています。基本は人
力のシーカヤックを用い、海の恵みとリスクを最も知っている漁師に会って話を聞く、
ということです。それにより、聞く側の我々も海のリスクを漁師と共有するため、両
者間の距離が近くなり、車やモーターボートで行くのとは異なる反応があります。まっ
とうな自然観の獲得にも繋がります。四国を一周したのですが、今後はその手法を全
国の漁村巡りに用いたいと考えています。今年は5月に東日本大震災の被害を受けた
東北を目指します。
私(山岡)としては、この手法は将来的に面白いと考えています。若手の人類学者
に参加してもらい、日本一周海遍路の将来の一翼をになってもらいたいのです。シー
カヤックを人類学研究道具の一つにしたいのです。
こんなわけのわからないテーマに感心を示す若者は少ないかも知れません。もし面
白がる若者がいたら紹介して下さい。
海遍路、と入力すればホームページ http://umihenro.jp/ を見ることが出来ます。
よろしくお願いいたします。
引用終わり
興味のある方は、とりあえず、1000円出して、メルマガを受け取るサポーターになっ
てみませんか。そこのメッセージ欄に知りたいことを書いておくれば、お返事がもら
えるはずです。
http://umihenro.jp/supporter
紹介者
公立大学法人 山口県立大学
地域共生授業担当
教授 安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学国際文化学部