3 学会)5/14香川大で動物・植物・生態の合同支部大会でちょっとコメントをします #ecology #botany #zoology #kagawa #jaspa RT @tiniasobu
2011/04/07
学会のお知らせです。高校生も参加してなかなかにぎやかですよ。
http://www.ag.kagawa-u.ac.jp/sangakkai/
(社)日本動物学会・(社)日本植物学会・日本生態学会
生物系三学会中国四国支部大会
香川大会プログラム
公開シンポジウム5月14日(16:30-18:30)
高松市幸町北 香川大学 6号館611講義室
中国・四国地域に潜む多様な環境と生物
一地球環境の縮図「JaSPaシステム」
世話人:小林剛・山田佳裕(香川大学農学部)
趣旨:中国・四国地域は大まかにさらに3つの地域に区分することができます。比較的
冷
涼で多雪な日本海側,温暖で少雨の瀬戸内,そして比較的高温で多湿な太平洋側です。
それ
ぞれが異なる自然環境を持つており,そこに生活する生物や私たちの暮らしにも違い
をもた
らしています。このこと自体はよく知られていますが,南北の距離にしてわずか200~
300km,緯度にしてわずか2~3°という範囲の中に,このように異なる気候区や生物相,
そし
て産業および文化圏が含まれている地域は,アジアだけでなく世界的にも珍しいとい
うこと
は,まだあまり知られていないようです。
中国・四国地域を取り囲んでいる日本海,瀬戸内海そして太平洋というタイプが大
きく異
なる3つの海は,この地域全体を強く特徴づけるとともに,地域内の環境と生物の多様
性に
大きく貢献しています。また,この地域の海や山は地域内の分断と相違をうながす一
方で,
大気や河川,我々を含む生物の活動によって,ある係わりや繋がりが形成されています。
私
たちはこのように特徴的な中国。四国地域の生態系(システム)を,日本海(Japan Sea)。
瀬戸内海(Seto-Inland Sea)。太平洋(Pacific Ocean)の頭文字に基づいて,「JaSPaシ
ス
テム(ジャスパ・システム)」と名付けました。
このシンポジウムでは,中国。四国地域の環境と生物をJaSPaシステムという考え方に
基づ
いて,あらためて見直してみたいと思います。今後の自然環境と生物の保全,新たな研
究展
開,そして教育・産業のさらなる発展について,皆さまとご一緒に考える機会となれば
幸い
です。
司会:伊藤文紀(香川大学農学部/香川大学博物館)
S-01
中国・四国地域の環境や生物の特徴を「JaSPaシステム」として見直してみよう
(16:30-17:00)
小林剛(香川大学農学部)
コメント(17:00-17:05)
未定
S-02
JaSPaシステムの利用:水質の多様性から生物を診る(17:05-17:35)
中野孝教(総合地球環境学研究所 研究推進戦略センター)
コメント(17:35-17:40)
山田佳裕(香川大学農学部)
水診断の有効性とJaSPaシステム
S-03
JaSPaシステムにおける3つの海(日本海・瀬戸内海・太平洋)の違いとつながり
(17:40-18:10)
一見和彦(香川大学瀬戸内圏研究センター庵治マリンステーション)
コメント(18:10-18:15)
安渓遊地(山口県立大学国際文化学科)
生物と文化の多様性を守るために:JaSPa共同体から得られるもの得るべきもの
総合討論(18:15-18:30)
以上で引用を終わります。
日本生態学会会員
安渓遊地(あんけい・ゆうじ)
〒753-8502 山口市桜畠3丁目2番地1号
山口県立大学国際文化学部