在学生は今)ゼミ写真は麦わら帽子をかぶって
2010/05/20
山口県立大学国際文化学部の安渓ゼミでは、卒業研究でいろいろなテーマをめざし
ますが、いずれも野の香りのす
るものが増えてきました。
前回までに目標規定文ができて、
今日から卒論の目次を直していく、人によってはもう本文を書き始めて見るという
と
ころに入りました。
机いっぱいに広がるテーブルクロスをこれから作っていくとイメージして、ひとり
ひ
とりの織物のきめの細かさや手触りをまず、確かめます。
そして、こんなに細かい織物だと、完成に10年かかります、とか、あなたの織物
は
目が粗すぎてグラウンドいっぱいぐらいの大きなテーマを織り上げるつもりにならな
いと……などと助言します。
めいめいパソコンにむかったりしながら、ふと「今日、卒業アルバムのゼミ写真の
日
だった?」とさおりさんがつぶやきます。
中庭をみたら、金子写真店の金子さんがおられるではありませんか。
今日あかねさんが作り始めていた、留学中の仲間の名前が入ったうちわを、大急ぎ
で
ふやして、去年いっしょだった交換留学生3人のものも入れて、ゼミ生5人、いま・
ここにはいないけれどゼミ仲間の5人のみんなで、花の中での写真をとりました。
金子さん、ありがとうございました。
安渓貴子さんによると、いま県立大学の中庭に生えている黄色い花は、タンポポで
は
なくて、ブタナだそうです。かわいそうな名前のようだけれど、タンポポと違って毛
が生えていて人間は食べないので、豚の餌にするという意味のフランス語
salade de porc から。
1934年神戸で発見した植物学者の北村四郎氏がフランスでの俗名を翻訳してブタナ
と
命名したそうです。
http://tateshina.at.webry.info/200911/article_16.html