上関)5月1日山口県光市での3学会合同シンポジウム資料集を販売中です
2010/05/20
瀬戸内海の生物多様性保全のための第3回3学会合同シンポジウムの様子についてご
報告いたします。
「上関(かみのせき):瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」
日時:5月1日(土)13:30-16:45
場所:光市民ホール小ホール(山口県光市)
司会 安渓貴子(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員)
1) 開会挨拶:佐藤正典(シンポジウム世話人)
2) 挨拶:山崎誠衆議院議員(衆議院環境委員会所属、民主党)
3) はじめに「上関原子力発電所建設計画をめぐる学会からの要望書提出の経緯」
安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長)
4) 講演1「環境アセスメントの問題点:海域生態系の視点から」
佐藤正典(鹿児島大学)
5) 講演2「環境アセスメントの問題点:陸上生物・里山の観点から」
野間直彦(滋賀県立大学)
6) 講演3「上関周辺の希少な鳥類について」
佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長)
7) コメント「上関周辺に生息する希少魚類について」
酒井治己(水産大学校)
8) コメント「国際的課題としての生物多様性保全」
花輪伸一(WWFジャパン)
9) コメント「生物多様性条約に基づく国の政策」
山崎誠衆議院議員(衆議院環境委員会所属、民主党)
10) 質疑応答
11) 閉会挨拶:安渓遊地(シンポジウム世話人代表)
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このシンポジウムの配布資料集は以下のホームページで見ることができます。
http://ankei.jp/yuji/?n=932
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シンポジウムに参加された山崎誠議員は、5月11日の衆議院本会議で環境影響評価
法改正案について、代表質問をされました。その内容は、以下の衆議院ビデオライブ
ラリーで見ることができます。
http://www.shugiintv.go.jp/jp/video_lib3.php?deli_id=40395&media_type=wb
冒頭、上関現地を視察したことに触れ、
「私は連休を利用して山口県上関町長島に行ってまいりました。瀬戸内海に残された
生き物の宝庫であり、瀬戸内の原風景を今に伝える、対岸には自然との共生が息付く
祝島、ないものにも代えがたいはずのかけがえのない豊かな自然が、そして人々の美
しいくらしが原子力発電所建設にともなう埋立工事によりこわされようとしています。
」
と発言し、続いて環境に対する基本的な考え方として環境と経済の調和について、質
問されました。環境アセスメントの改正についても4つの具体的な提案をされていま
す。
なお、当日配布した資料集(22ページ、上関の問題についてこれまで3つの学会から
出された合計12件の要望書、意見書の全文が収録されています)に若干の残部がご
ざいます。ご希望の方には販売したく思います。
1冊500円(送料込み)で、お分けいたしますので、ご希望の方は、どうぞ「希望部
数」と「送り先住所」を佐藤正典さんか、安渓遊地あてにお早めにご連絡下さい。ま
とめていただくと大変助かります。
送金方法は、「次回お会いするときの手渡し」、「切手での郵送」、「銀行振込(鹿
児島銀行みずほ通支店普通611076、名義:佐藤正典)」など、何でもかまいません。
このシンポジウムのなかで、「7月に同様のシンポジウムを京都で開催してほしい」
という提案が出されました。さらに、名古屋でもという声があがっていて、なかなか
忙しくなりそうですが、ありがたいことと思います。
シンポジウム世話人
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佐藤正典
〒890-0065 鹿児島市郡元1-21-35
鹿児島大学理学部 地球環境科学科
Tel: 099-285-8169
Fax: 099-259-4720
安渓 遊地
〒753-8502 山口市桜畠3-2-1
山口県立大学国際文化学部
大学 083-928-5496 (fax兼用)