5/15-16) 生物系三学会中国四国支部大会(山口大学)で話します
2010/04/29
http://ankei.jp/yuji/?n=869
に掲載した通り、
動物・植物・生態の3つの学会の中国四国地区大会が山口大学で開かれます。
安渓遊地の勤務校の山口県立大学は、5月15日が創立記念日なのですが、生態学会
の会員で動ける人がすくなく、山口大学にかけつけなければなりません。
・高校生のポスター発表の審査員に安渓貴子とともにあたっていて、
・学会での口頭発表もして
・日本生態学会中国四国地区会選出の自然保護専門委員として役員会に出ます。
(3月末までは、山口県委員も兼任だったのですが、無事解任されました。)
生態学会のプログラムを以下に添付します。私が話す予定の内容は、やっぱり上関で
すが、タイトルの三学会は、山大でやるものとまぎらわしいですが、別ものです。
http://ankei.jp/yuji/?n=932
EO-06
上関原子力発電所予定地の生物多様性と三学会からの要望書
○安渓 遊地1, 金井塚 務2, 安渓 貴子3
(1山口県立大・国際文化, 2広島フィールド博物館, 3山口大・医・非常勤)
Y. Ankei, T. Kanaizuka, & T. Ankei: Biodiversity of the proposed site for
Kaminoseki Nuclear Power Plants and the conservation proposals from three
academic societies
2000年3月,日本生態学会はその総会で「上関原子力発電所(1,2号機)建設予
定地の自然の保全に関する要望書」を可決した。それ以来,日本鳥学会・日本ベント
ス学会を合わせれば,合計12回を超える要望や決議が出されてきた。2010年に入って,
現地の埋め立てが迫る中で,3学会(日本生態学会自然保護専門委員会,日本鳥学会
鳥類保護委員会,日本ベントス学会自然環境保全委員会)は広島市(1月10日)・東
京(3月14日)・山口県光市(5月1日)のシンポジウムを開催し,東京と山口では日
本魚類学会がこれを後援して実質的に4学会のシンポジウムとなった。この海域は,
瀬戸内海の中での生物多様性のホットスポットとみなされる上関周辺の海が将来の瀬
戸内海の再生にとってかけがえのない価値をもつのではないか,と考えられている。
10年を超える現地調査を踏まえて報告する。