3/14) お茶の水で上関3学会合同シンポジウムを計画しています
2010/02/08
2010年2月8日 Ver. 8 です。 まだ未定のところがありますが、とりあえず公開し
ます。
瀬戸内海の生物多様性保全のための第2回三学会合同シンポジウム
「上関(かみのせき):瀬戸内海の豊かさが残る最後の場所」(案)
シンポジウムの趣旨
瀬戸内海は、日本の沿岸海域の中で、ひときわ高い生物生産力と生物多様性を有す
る内湾だったが、その生物学的な豊かさは、近年の沿岸開発によって大きく損なわれ
てしまった。その中で、周防灘の上関周辺は、本来の豊かさがよく残されている稀な
場所である。
しかし、今、ここに、原子力発電所の建設が計画されている。その環境アセスメン
トは、きわめて問題の多いものであった。これに対して、生物学研究者の組織である
3つの学会(日本生態学会、日本ベントス学会、日本鳥学会)は、生物多様性保全の
視点から、もっと慎重な環境アセスメントを求める要望書を事業者に提出している。
しかし、これらの要望書は、全く無視され、埋め立て工事が着工されようとしている。
このままでは、今までかろうじて残されてきた瀬戸内海本来の豊かさが完全に失わ
れてしまうかもしれない。そのような取り返しのつかない損失を防ぐために、学会の
「要望書」の内容を多くの人に知っていただきたい。
開 催 日: 2010年3月14日(日)午後1時30分~4時45分
会 場: 明治大学駿河台校舎リバティホール(リバティタワー 1F 松井康成ホー
ル)
JR中央線・総武線、東京メトロ丸ノ内線/御茶ノ水駅 下車徒歩3分
参加費: 500円(資料代)
主 催: 日本生態学会 自然保護専門委員会(要請中、近日中に承認の見通し)
日本鳥学会 鳥類保護委員会(承認済み)
日本ベントス学会 自然環境保全委員会(承認済み)
後 援: (財)日本自然保護協会、(財)世界自然保護基金(WWF)ジャパン、
(財)日本野鳥の会(依頼中)、NPO法人ラムサール・ネットワーク日本、バードライ
フ・インターナショナル(依頼中)、日本魚類学会自然保護委員会(依頼中)
実行委員長: 倉本宣(明治大学農学部教授)
事務局、問い合わせ先:
日本生態学会上関原子力発電所問題要望書アフターケア委員会
代表:安渓遊地(Tel: 083-928-5496)
庶務:佐藤正典(Tel: 099-285-8169p)
プログラム案:
12:30:開場(準備開始)
13:30:開会
13:30:-13:35(主催者挨拶)立川賢一(日本生態学会自然保護専門委員会委員長)
13:35-13:50:はじめに(シンポジウム全体の趣旨説明)「上関原子力発電所建設計
画のあらまし」佐藤正典(鹿児島大学)
13:50-14:35:講演1「周防灘に残されている瀬戸内海の原風景」
加藤真(京都大学)
14:35-15:05:講演2「上関に生息する希少な鳥類について」
飯田知彦(九州大学大学院・日本生態学会)
15:05-15:15:休憩
15:15-15:35:3学会の要望書の説明
安渓遊地(日本生態学会上関問題要望書アフターケア委員会委員長)
佐藤重穂(日本鳥学会鳥類保護委員会副委員長)
逸見泰久(日本ベントス学会自然環境保全委員会委員長)
15:35-15:45:コメント1「陸上生物、里山の観点から」
野間直彦(滋賀県立大学)
15:45-15:55:コメント2「希少魚類について」(題名確認中)
加納光樹(茨城大学、日本魚類学会自然保護委員会希少海産魚問題検討部会委員)
15:55-16:05:コメント3「スナメリについて」粕谷俊雄(確認中)
16:05-16:15:コメント3「生物多様性条約に基づく国の政策」
国会議員(広島シンポに来られた2名+αに参加要請)(要請中)
16:15-16:40:質疑応答
16:40-16:45:(閉会挨拶) 風呂田利夫(日本ベントス学会会長)