上関)偽造された退職願でも損害賠償はできないという岩国地裁判決
2009/04/20
考えてみてください。
あなたがつとめている重要な仕事をやめる、という退職願がいつのまにか出されて、
それが有効とされてあなたは仕事を辞めさせられました。
誰がこんな偽造をやったのか調べて欲しいと警察に告発したら、ちっとも進展がない
ので、尋ねたら「わかりませんでしたから,、もう調べてませーん」というトホホの
返事がありました。
http://new-k.livedoor.biz/archives/559006.html
それはおかしいだろう!という署名が8万以上もあつまりました。
http://www.tip.ne.jp/saiban/hiroba/408.html の下の方にあります。
それなら、責任は受け付けた側にあるのでは、と裁判にもちこんだら、「たしかに
退職願は偽造されていましたが、受け付けた側が偽造したんじゃないから、賠償はで
きません」という判決でした。
県神社庁が、本物か確認せずに受理したのは、たんなる怠慢ではありません。
http://mainichi.jp/area/yamaguchi/news/20090328ddlk35040435000c.html
上関原発建設計画:損賠訴訟 元宮司の請求棄却--地裁岩国支部判決 /山口
上関町の原発建設計画にからみ、予定地内の神社地を所有していた四代八幡宮の元
宮司らが「退職願を偽造された」と、県神社庁(山口市)を相手取って、400万円
の損害賠償を求めた民事訴訟の判決言い渡しが27日、地裁岩国支部であった。寺元
義人裁判官は「県神社庁が偽造したとは認められない」などとして請求を棄却した。
原告は原発建設に反対し、予定地内の神社所有地を中電に売却することを拒否して
いた林春彦・元宮司(訴訟中に死去)と弟の林眞木雄さん(60)。元宮司は03年
3月、神社本庁(東京都)から解任されたが「解任に追い込もうとして、県神社庁が
退職願などを偽造した」と提訴していた。
寺元裁判官は「退職願などはいずれも偽造された」と指摘。しかし「文書を偽造し
ても、宮司らを解任するのに利用できない」などとして、県神社庁の関与を否定した。
〔山口東版〕