ジャーナリストからの質問)なぜ原発について発言するのですか
2008/12/30
最近、ジャーナリストから質問をうけることがおおくなりました。
記事のための質問もありますが、それに付随して
ご専門は? とか、なぜ 上関について発言するのですか?
というものもあります。
専門は、人類学ですが、最近は 自然保護の研究と活動の方にあてる時間が増えています。
なぜ発言するのか、考えてみるとおそらく原点は、チェルノブイリ事故の直後に1年半にわたってフランスに住んでいたからだと思い当たりました。
フランス政府は、チェルノブイリ事故による放射能の影響は 「無視できる」 negligeable と公表して、数値を明かにしませんでした。
うそとだましが横行するこの世界で、本当のことを知りたければ、その現場を知る人たちから直接情報を入手するしかない、と気づいたのです。
広告などのメディアによって発言が左右されることがすくない、いろいろなミニコミを講読するようになったのは、そのためです。それらのミニコミの中で、非常にレベルが高く、第一級の市民科学者たちがバックアップしているのが、『美浜の会ニュース』です。発行しているのは、美浜・大飯・高浜原発に反対する大阪の会。
大阪万博でともされた原子の火に責任をもつという高い倫理観が全体に流れています。
ホームページはなかなかカラフルですが、
http://www.jca.apc.org/mihama/
今回100号を迎えたニュースレターは、本当に勉強になることばかりです。
郵便振替 00950-6-308171 (美浜の会)
年会費は 2000円ぽっきり。