上関)原発建設計画:相次ぎ「反対」直訴 市民団体ら」(毎日新聞、2008年9月18日)
2008/09/21
環瀬戸内海会議のMLに東本高志さん@大分がながしてくださった記事です。
(ネット環境のない島に2日ほどいました。今日は石垣島につきました)
■山口・上関原発建設計画:相次ぎ「反対」直訴 市民団体ら、県に再考・調査要請
(毎日新聞 2008年9月18日 西部朝刊)
http://mainichi.jp/seibu/seikei/news/20080918ddp012040009000c.html
◇市民団体や鳥類学者ら
中国電力が山口県上関町に計画している原発計画を巡り、市民団体などが17日、相次い
で県庁を訪れ、中電が申請している公有水面埋立免許の不許可や、予定地周辺で見つかっ
た国の天然記念物カンムリウミスズメの生息調査の実施を中電に要請するよう求めた。
要請活動したのは市民団体「ストップ!上関原発計画」と、野鳥保護を訴える学者ら。「スト
ップ!」の拠点は同県下関市で、先月末、他の環境保護団体にも加わるメンバーが発足した。
この日、11人は県港湾課に、原発の温排水が海の汚染につながる▽地震国の原発は安定
性があるとは言えないなどと主張。知事あての申し入れ書を提出したが、担当者は「参考にし
たい」と答えるにとどまった。
一方、学者グループは日本生態学会の安渓遊地(あんけいゆうじ)・県立大教授ら3人で、
県自然保護課を訪問後会見。カンムリウミスズメの予定地での繁殖の可能性は低いとした中
電の調査結果について、生態に詳しくない専門家の主導▽3、4月の繁殖期に調査していな
いなどと批判。その上で、日本鳥学会(約1300人)が14日の総会で中電の保全措置が取ら
れるまで埋立免許を許可しないよう県に求める要望書を賛成多数で決議したことを明らかに
した。【井上大作】