上関)2008年9月12日 中国電力が カンムリウミスズメはたぶん繁殖してないはずよー という発表をしました
2008/09/16
カンムリウミスズメは、
繁殖期の終わりごろに見始めたけれど、見えなかったし、原発予定地ではたぶん繁殖してないはず、
などとする見解が報道資料として公開されました。まだ中国電力のHPには載っていないので、ここで紹介しておきますが、
3名の「専門家」が属する 日本鳥学会では、上関のカンムリウミスズメを保全せよという決議を 9月14日の総会でしたという
ことですので、まもなく訂正を余儀なくされるのではないか、と思います。
この点については、9月19日の 長島の自然を守る会の中国電力本社への申し入れでもきびしく指摘されるでしょう。
鳥学会の決議文と
長島の自然を守る会の 質問書は、 公開できるようになったら、すぐここに公開しましょう。
報道資料は、
たとえば中国新聞 http://news.goo.ne.jp/article/chugoku/politics/Tn200809130012.html
ウミスズメ生息調査結果発表
2008年9月13日(土)10:00
中国電力は12日、山口県上関町の原発建設予定地周辺で見つかった国の天然記念物カンムリウミスズメの生息調査の結果を発表し、「予定地で繁殖している可能性はほとんどない」との見解を示した。調査は来年5月ごろまで続ける。
民間の野生生物保全研究所(大阪市)社長で日本鳥学会会員の橋口大介氏ら3人の指導で実施。今年5―8月、建設予定地から10数キロ圏内を4回、延べ13日間、船上から個体を調べた。計50羽を確認したが、巣立ちのピークとされる5月初旬は見つからなかったという。
また、8月には造成予定地の海岸約2キロを調査。営巣の可能性がある約40カ所を確認したが、巣や卵は発見されず繁殖に適した場所は多くなかった。こうした結果を踏まえ、他の地域で繁殖・成長したカンムリウミスズメが移動してきた可能性があるとしている。