アムネスティ山口)チェチェンの戦火を生きた医師~ハッサン・バイエフ講演会~
2008/02/19
日程については当初3月23日とHPでおしらせしましたが、
2008年3月22日(土)14:30~16:30 に変更になりました。
会場は山口市亀山の山口カトリックセンタ
参加費:800円
主催、アムネスティインターナショナル 山口グループ
〔ハッサン・バイエフさんプロフィール〕
バイエフ氏は第1次、第2次と紛争が続いてきたチェチェンで野戦外科医として活躍。
「助けを求める患者を差別してはならない」という医療従事者としての誓いを守り抜
き、ロシア連邦軍とチェチェン過激派の双方から命を狙われた。2000年に米国に
亡命。死と隣り合わせの状況下でひたむきな治療活動を続けてきたことから、NGOヒューマン・ライツ・ウォッチにより「2000年人権監視者」の栄誉を受ける。
誓い チェチェンの戦火を生きたひとりの医師の物語
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お話しのあらまし
人口45万人の小さなチェチェンで起こった戦争の結果です。そこで戦場の医師
と呼ばれ、敵味方の区別なく治療に携わったハッサン・バイエフ医師の講演会を
開催いたします。是非お誘い合わせの上、ご参加ください
◇日本の皆さんへ ハッサン・バイーエフからのメッセージ
日本のみなさまへのご挨拶
一年あまりで わたくしは再び日本を訪問することになりました。一昨年秋の日本訪問は、わたくしにとって生涯の夢が実現したものでした。
わたくしは、祖国チェチェンを襲った凄まじい悲劇と、その現状を伝えようと様々な国々を旅行してきましたが、日本は、とりわけ印象深い国であり、旅行中に出会った様々な方々のご親切は、生涯忘れることがありません。
訪問を組織して下さった呼ぶ会のみなさま、そして様々な地方で講演会を組織して下さったみなさま、そしてわたくしの想いを聞いて、あるいはわたくしの本をお読み下さって、チェチェンの人びとが抱える心の痛みを共有して下さったみなさまに、深く感謝しておりす。
多くの方々が、チェチェンの子どもたちのために支援金を寄せてくださいました。ほんとうにありがとうございます。今回、わたくしは再び日本に向い、二ヶ月滞在して、先進的な形成外科医療を学ぶ機会を得ました。
わたくしは、受け入れて下さった埼玉医科大学総合医療センターと、この機会を根気強く実現してくださった方々に、深く感謝いたします。わたくしはいま、10
年近いブランクをなんとか克服して、本格的な形成外科医として手術台の前に復帰することに全精力を傾けております。日本での経験は、そのための有益な助けになるものと確信しています。
わたくしは、昨日までチェチェンで、荒廃した医療現場を少しでも改善しようと、努力を続ける同僚たちと2週間を過ごしました。確かにチェチェンの首都では破壊された建物が取り除かれ、新しい建物が建設されています。
しかしながら、わたくしの専門分野である医療や、人びとの健康という面に目を向けると、復興というには、ほど遠い現状が広がっています。とりわけ次世代をになうべき子どもたちの医療は、おそろしいほどの立ち後れを見せているのです。わたくしは、少しでも多くの日本のみなさまに、その現状を報告して、より一層のご支援を訴えたいと願っております。
モスクワにて 2008 年1 月28 日
医師ハッサン・バイエフ