東京での上映会)「消えた鎮守の森」2/2世田谷 2/3三田
2008/01/31
東京から届いた案内を転載します。
◆今、岩国で何が起こっているの?
06年住民投票以後の岩国を記録した映画
「消えた鎮守の森」(西山正啓監督2007年作品)東京・上映とお話の会
1日目:2月2日(土)18:00 開演
世田谷区総合福祉センター 3F研修室03-5376-3411
小田急線梅ヶ丘駅北口・豪徳寺駅下車徒歩5分/世田谷線山下駅下車徒歩5分/小田急
バス松原停留所2分
2日目:2月3日(日)13:30 開演
キャンパス・イノベーションセンター 1F国際会議室03-5440-9020
JR山手線・京浜東北線田町駅下車徒歩1分/都営地下鉄三田線・浅草線三田駅下車徒
歩5分
参加費:1,000円/中学生以下 500円
お話: 西山正啓監督・上原公子さん
2005年以来、岩国は米軍再編をめぐって大きく揺れています。国は厚木の空母艦載
機部隊59機の岩国移駐を発表、これを受け入れれば、岩国基地の規模は航空機120機
(現在の2倍)、人員約1万人(4千人の増加)となります。
岩国市民は、これ以上の基地機能強化は受け入れられないと、2006年の住民投票と
続く4月の市長選挙によって、明確に反対の意思を示しました。しかし、国は市民の
声を聞くどころか、新庁舎建設補助金35億円の突然カットという強硬措置に出て、こ
れまでの合意を反古にし、財政に大きな穴を開け、市民を不安に陥れています。
今岩国では、あきらめムードも高まり、国の兵糧攻めに落城しかねない状況になっ
ています。でも、これは一岩国の問題ではなく、地方自治・民主主義の観点から見れ
ば、全国共通の問題です。このままでは、金と力で自治体に言うことを効かせるやり
方がまかり通ることになるのではないでしょうか。
井原市長は「目先のお金で将来にわたる市民の安全・安心を買うことはできない。
来るものは来るといって市民をあきらめさせることは、政治として絶対にできない」
と決意を述べています。そして07年末「再編問題で改めて民意を問いたい」と市長を
辞職、08年2月に出直し市長選が行われることとなりました(2月3日告示、10日投票)
。
2006年の住民投票から岩国の動きを記録し続けてきた西山正啓監督の作品「消えた
鎮守の森」を観ます。岩国の状況をぜひ知ってください。多くの方に集まって頂き、
遠く岩国にエールを送りましょう。
主 催:岩国と共に 蓮の会
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06年住民投票以後の岩国を記録した映画「消えた鎮守の森」
東京・上映とお話の会の開催にむけて
賛同・協力のお願い
このたび、別紙ちらしの通り、「消えた鎮守の森」上映とお話の会を開催すること
となりました。
開催にあたり、皆様のご賛同、ご協力をお願いいたします。
2005年、国は米軍再編の一環として厚木基地の空母艦載機部隊59機の岩国移駐を発
表しましたが、岩国市民は、これ以上の基地機能強化は受け入れられないと、2006年
の住民投票と続く4月の市長選挙によって、明確に反対の意思を示しました。しかし、
国は市民の声を聞くどころか、2007年になってこれまでの合意を反古にし、新庁舎建
設補助金35億円の突然カットという強硬措置に出て、財政に大きな穴を開け、市民を
不安に陥れています。
また、米海兵隊岩国基地滑走路を沖合に移設する拡張工事の埋立て用土砂を確保し、
その後ニュータウン建設が行われるとされてきた公共事業「愛宕山地域開発」は、こ
こにきて、山口県は開発を中止し、土地を国に売却すると表明、国は(防衛省)は土
地を取得した後、有力な選択肢の中に米軍住宅建設があると、はっきり宣言していま
す。
2006年の住民投票を撮影、前作「米軍再編 岩国の選択」として発表した西山正啓
さんは、「この問題に関しては最後まで見届ける(記録する)予定です」と、その後
も岩国の状況を撮り続けています。西山さんは「岩国には米軍基地があり、工業地帯
があり、都市開発があり、錦川沿いの豊かな自然があり、周辺地域の過疎・少子高齢
化問題と、この日本が抱える克服しなければならない全ての課題が山積しています。
岩国では日本の縮図が展開しているという視点をもってアプローチするつもりです。
時々周辺部にも出かけています。その中心に米軍再編という岩国市民にとっての試練
があるのは言うまでもありません。」と述べ、さらに「これは政府による自治体イジ
メであると同時にその地域に暮らす住民への人権侵害」であり、「岩国住民投票は決
して過去の出来事ではない。ましてや岩国だけが抱えた個別の問題でもない。いつで
も誰もが当事者になりうる社会的な課題」と指摘しています。
今岩国では、あきらめムードも高まり、国の兵糧攻めに落城しかねない状況になっ
ています。この岩国の状況を見過ごせば、今後、金と力で自治体に言うことを効かせ
るやり方が全国でまかり通ることになるのではないでしょうか。
そこで、わたしたちは、特に東京に住む多くの皆さんに岩国の状況を知ってもらい、
また一地域の問題に終わらせるのではなく、自治と民主主義にかかわる自分たち自身
の問題としても考える機会としたいと、2008年2月に、西山正啓さんの「米軍再編
岩国の選択」に続く新作「消えた鎮守の森」上映とお話の会を東京で連続して開催す
ることにしました。