自然保護)原発予定地はクサフグ産卵場+写真追加しました
2007/06/15
去る6月10日に原発予定地田ノ浦海岸で、長島の自然を守る会の
会員の木村路子さんらがクサフグの産卵を目撃し、ビデオ撮影に成功しました。
山口県では光市室積海岸がクサフグ産卵地として
県の天然記念物に指定されています。
産卵場所は中国電力が近く海域ボーリングを予定している場所で
中電は12日から予定していた鋼製櫓2号機の設置を延期しました。
理由は定かではありませんが、クサフグ産卵確認が影響しているかも
知れません。
6月14日、県庁記者クラブで長島の自然を守る会が会見を行い、
安渓遊地は、日本生態学会の自然保護専門委員として記者会見に出席し、意見を述
べました(授業のない時間帯であったため勤務先の年休をもらい参加)。
夕刻のテレビでは以下のように
報道されました。
原発予定地でクサフグ産卵を確認
上関町の原発建設計画に反対する住民団体が建設予定地内で初めてクサフグの産卵
を6
確認したということです。住民団体では引き続き詳細調査の中止を求める方針です。
クサフグの産卵を確認したのは原発反対派の住民団体「長島の自然を守る会」です。
今月10日午後に上関町の原発建設予定地でクサフグの産卵する様子を見つけ、ビデ
オカメラで撮影しました。発見場所は詳細調査の海上ボーリングが行われる場所となっ
ています。クサフグの産卵は光市室積半島の産卵地が県の天然記念物に指定されてい
ます。住民団体では今後、引き続き中国電力に詳細調査の中止を求めるとともに、県
に対して、光市と同様に天然記念物に指定するよう申し入れる方針です。
(‘07.6.14.TYS)
上関原発計画予定地の海岸でクサフグの産卵を確認したとして計画に反対する自然保
護団体が詳細調査の中止を訴えました。詳細調査の中止を訴えたのは、原発計画に反
対する『長島の自然を守る会』です。会員が今月10日、原発計画の予定地となる上
関町長島の田ノ浦海岸でクサフグの産卵を確認したということです。クサフグの産卵
は、光市室積の杵崎海岸で見られる光景が県の天然記念物に指定されています。今回
初めてクサフグの産卵が確認されたことで『周辺海域が貴重な生態系であることが裏
付けられた』としています。会では近く県や中国電力に対して予定地周辺の環境を保
全することや詳細調査の中止を申し入れることにしています。
(‘07.6.14.YAB)
添付の写真は、木村路子さん提供です。