2007/6/29) 第3回山口国際文化学研究会は三宅義子さんの「マッカーシズムを問い直す]
2007/06/04
第3回山口国際文化学研究会への案内
教員世話人:安渓遊地、安野早己
院生世話人:藤井道子、横山睦美
日時:2007年6月29日(金)19時30分から (※22日ではありません。)
場所:国際文化学部会議室 (19時10分開場)
講師:三宅 義子 教授
演題:マッカーシズムを問い直す――Victor Navaskyの”Naming Names”を訳し終え
て
内容(予定)
いつ誰によって密告されるかわからない、そんな恐怖の時代であったアメリカの50
年代。Naming Names の著者は、公権力・国家に個人の思想調査をする権利を認めた
とき、社会はどうなり、人々の生活に何が起こるかを、文献、インタヴューを含めた
広汎なリサ-チによって探る。結論として、人々の間に疑心暗鬼が広がり、相互不信
が蔓延し、その結果コミュニティは崩壊するという無残な事実を引き出している。(
この場合のコミュニティとは、職場の仲間意識や社会活動のグループ、さらに居住地
域のコミュニティを指す。)なぜ本書を翻訳しょうと思い続けてきたのか、50年を経
た現在においてマッカーシズムを問う意義について語ってみたい。
次回第4回研究会の案内
日時:2007年7月27日(金)19時30分より
場所:国際文化学部会議室
講師:井竿 富雄 准教授
演題:戦争被害と「救恤」