半農半菓の暮らし)大下さんのメッセージ
2007/05/09
2007年5月9日、表記のタイトルで山口県立大学の講義が行われました。環境問題の授
業と振り替えました。
山口経済新聞の津田優子さんが、すてきな記事にしてくださいましたので、ご紹介
します。
http://yamaguchi.keizai.biz/headline/93/index.html
「半農半菓」の洋菓子店オーナー、県立大学で特別講義
山口県立大学(山口市桜畠)で5月9日、「半農半菓」の暮らしをしている洋菓子店
のオーナーを講師に招いた特別講義「山口で育てるあたらしい地球の暮らし方――半
農半菓という生き方から」が行われた。
130人を収容できる教室には、同大学の学生のほか、講義を聞きたいという一般の
人も訪れ、座りきれず立ち見が出るほどだった。
講師の大下充億(あつお)さんは、田布施町にある「自然菓子工房 欧舌(おおし
た)」(田布施町下田布施、TEL 0820-52-2038)のオーナー。1988年に徳山高専を卒
業後、NTTに勤務、ケニアでのボランティア活動を経て、実家の洋菓子店を継いだ。
農業をしながら、体にやさしい無添加の洋菓子作りを実践している。
講義では、ケニアで自給自足の村に滞在していたころの話や、食品に使われている
化学物質、環境問題、自給自足を取り入れた生活の話などを通して、大下さんが実践
する「半農半菓」の暮らしを紹介した。
「半農半菓」は、半分農業、半分洋菓子店という大下さんの暮らし方を指す言葉。
「半農半X」と定義し、農業をしながら自分の得意やことや好きなことで必要な金銭
をまかなうシンプルなライフスタイルを提案する。大下さんは「日本でもこういう暮
らし方ができるとやってみたかった」と話す。
講義の後には、中庭で大下さんを囲み、同店の自家製無農薬小麦や無漂白の国産小
麦を使った焼き菓子を味わいながら、講義では話しきれなかったことや、参加者から
の質疑応答に丁寧に答えていた。
自然菓子工房 欧舌
山口県立大学(2007-05-09)