地域共生演習)「宮野自治会の今後の取り組み」から
2007/05/05
「宮野自治会の今後の取り組みに」という冊子がつくられています。このたび、起草
のとりまとめをされた佐々木重行氏から、寄贈をうけました。
2007年3月刊行です。取り組みの方向性を論議するにあたって、県立大学の学生も
参加していましたが、その一人である納庄毅さん(社会福祉学部、現在「地域共生
演習」の学生ボランティア・ティーチングアシスタントを引き受けていただいていま
す)に、大学との関係
に係わる部分を抜き書きしてもらいましたので、参考のため、以下に掲載いたしま
す。
例えば、今後「地域共生演習」などの受け入れをお願いするにあたっては、このよ
うな宮野自治会の側の意向を十分にふまえる必要があると考えています。
(地域共生演習 担当者代表 安渓遊地)
○宮野自治会の今後の取り組みにおける山口県立大学との関係
1.学び育てるまちづくり部会
・今日、地域スポーツ・コミュニティ活動の振興が問われている中にあって、県立大
学はまさに地域の学習の場でもある。学内施設の積極的な開放を図られるとともに、
地区住民の災害避難場所の施設の指定を要請するとともに、学習等の振興に努める事
が大切である。
2.明るく楽しい地域づくり部会
・県立大学の先生に講演を依頼する。
・県大生と地域の交流を密にするように、定期的に開催する連絡協議会を設置する。
・大学の中に地域交流課という窓口ができれば。自治会窓口の設置。
・みやのまつりに学生の方も参加してもらう。
・スポーツ少年団の指導や補助的な事ができる人がいると思うので、そういう人を集
めたりして、地域と子どもたちとのふれあいを持つ。
・学生の参加を促すためには、情報の周知が必要となるため、掲示板にポスターを貼っ
てもらうように県大に依頼する。(写真で分かりやすく)
・何をどのようにするかということを検討する会を立ち上げ、その会で内容を検討し、
方向付けをする。
・地域行事に参加してもらう。その中で意見が言える場、楽しいと感じる場所作りを
行う。
(事業の後の打ち上げ等)
・手品等いろんな活動をしている人がいるので、その人達との連絡窓口を公民館に設
けて地域の中に入りやすいようにする。
・地域の関係者と大学関係者(教員・学生)によって組織された検討委員会を即時立
ち上げ具体的な活動に入ることが大切である。
3.安全・安心なまちづくり部会
・児童の居場所づくりの推進のために、自治会が主体となってスポーツ・文化サーク
ル等を開拓する。必要に応じて、大学生や高校生の援助・協力を求める。
4.都市の中核として相応しいまちづくり部会
・(大学を活かしたまちづくりのアイディア収集に関して)10数年前の「県立大学
にふさわしいまちづくり協議会」での検討を活かせないか。
・大学を中心としたまちづくりで成功した先進事例を検討・分析したらどうか(でき
れば視察をする。たとえば、九工大や近畿大九州工学部、九州短期大学工学部などが
ある飯塚市は?)
・大学も地域との発展を考えている筈である。大学側の地域交流計画と連携する必要
がある。アイディアを募集するにあたり大学側と共催したらどうか。
・検討委員会を作るというのであれば(その検討委員会で何をするかが問題であるが)
、メンバーに学生や教職員に入ってもらう。学生は4年で出て行くので、継承性を考
え個人の資格だけでなく、大学の何らかのサークルの代表として出てもらうことは出
来ないか。
・(宮野の環境を守り、地域住民の「憩いの場」ビオトープ公園の創造に関して)こ
の事業では、県立大学との連携を図り、県立大学にビオトープ公園づくりに支援して
いただくほか、大学と地域住民の一体化をはかる仕掛けも模索する。
○宮野自治会で主体的に行うこと
―すぐに実行できること
「県立大学について」
・宮野地区のスポーツ・レクリエーションや地区の文化行事に山口県立大学の学生が
参加するよう山口県立大学と宮野地区の連絡協議会を早急に立ち上げ、両者で協議検
討することとする。あわせて、公開講座・教養講演会・子どもたちへの勉強・スポー
ツの補助など、山口県立大学の機能を活かしたまちづくりを実施する。
・県立大学は地域の学習の場でもあるので、学内施設の積極的な開放を図られるとと
もに、地区住民の災害避
難場所の指定を要請したい。