自転車再生)エフエム山口に受講生が出演しました
2007/02/09
山口県立大学国際文化学部国際文化学科二年の酒井悠希さんが、自転車再生ゼミを
代表して、ラジオ出演してくださいました。ご本人からのメールで、話のあらましを
紹介しておきます。リラックスして楽しめたということでした。
学生のみなさん、いろんな機会があったら、ご紹介しますので気軽にチャレンジし
てみましょう。「めだたない大学」、「おとなしい大学生」からの脱皮とバージョン
アップのチャンスかもしれません。
自転車の再生を指導してくれた3年生の留学生のカクさんは、最近、朝日新聞の記
者さんからの取材も受けていました。出発間近のカクさんの「日本一周自転車の旅=
ぼくの夢」を記事にしてくれるいいですね。そうそう、山口ロータリークラブのみな
さんが、カクさんを呼んで夢を聞き、5万円の助成をしてくださることになったそう
です。ありがたいことです。
ちなみに1,2年の後輩たちが基礎演習という科目であるのに対して、カクさんは
選択単位の専門演習Ⅳとして履修しています。
●番組名:エフエム山口「パラダイスレディオ」
●内 容:「放置自転車再生作業」について
●出演日:2007年2月7日(水)
●時 間:午後5時~(約5分程度)
Qは、パーソナリティの新井道子さん(http://www.fmy.co.jp/personality/index.html)です。番組担当は、エフエム山口の藤本さんでした。お世話になりました。酒井さん、お疲れ様でした。
Q 放置自転車のリサイクルをはじめたきっかけは?
――個人的に始めたわけではなく、基礎演習という大学のゼミ活動の一環で取り組
みました。
Q 放置自転車の実態は?
――大学内に放置してある自転車だけ見ても、とにかく数が多いです。
ぼろぼろで手に負えないものもありましたが、中にはほんのちょっと手を加えただけ
で元通り乗れるようになるのもあったりして、様々でした。
ゼミのみんなで宮野ステーションにお邪魔して、館長さんからお話をお聞きしたと
きも、宮野駅に放置してある自転車を実際見てみたんですが、やっぱり多かったです。
駅の景観を悪くしないようにと、ステーションの方々がきれいに整列されてました。
Q 修理技術はどこで学んだんですか?
――実際に自転車修理の経験がある、同じゼミの留学生の先輩がリーダーになって、
いろいろ教えてくれました。
修理するといっても、ゼミ生のほとんどが全くの初心者だったので、教えられるこ
と一つ一つに感心していました。
Q 実際に修理してみてどうだった?
――簡単に直せそうなものから、ゼミ生同士ペアになって修理に取り組んでいった
のですが、見た目はきれいでも車輪の軸がゆがんでいたり、ブレーキが壊れていたり
して、思うように作業が進まなくて困ったこともありました。
外での作業なので冬場は寒いし、タイヤのゴムをはずしたり、鍵を切りはずしたり
するのはけっこう力もいるので、ちょっとした重労働ではありました。
Q 修理した自転車はどう活用されるですか?
――修理期間の約三ヶ月で10台の自転車を修理することが出来ました。
新年度山口県立大学にこられる留学生のみなさんに無料で貸し出すということになっ
ています。
Q 今後の目標等あれば……
――「もったいないな」とか「資源は大切にするべきだ」とか、自分の心に少しで
もそういう気持ちがあるなら、その気持ちや願いを実際の行動につなげていくことが
大切だと感じました。
自分の足を一歩踏み出して、手を動かすことで、考えているだけだったときの
自分よりも少し成長できるし、まわりの環境も変わっていくと思います。
修理体験から学んだ実行力を、これからの日常生活や地域の環境づくりにもつなげ
ていけたらいいなと思っています。