新しい画文集_A_new_picture_book)ぬ‘てぃぬかーら どぅなん いのち湧く島_与那国_希望者にさしあげます プレゼントの期間延長 RT_@tiniasobu
2023/03/12
本書は、1954年に日本の西端の、台湾まで111kmに位置する与那国島で生まれた和歌嵐香N子さんの体験と記憶の一部をまとめたものです。その頃、老人たちは、島の伝統が失われることを心配していました。そして、日々の祈りを通して、すべての生物と共存し、いのちの流れの中に身をおいて生き延びるために、食料獲得を中心に季節の変化などを感知して適切に助言するむとぅ‘かはまいという役割の復活をめざしました。その候補者として選ばれたN子さんは幼い日から鍛えられました。沖縄の施政権がアメリカから日本へと変わる社会の激動期に、受け皿を失った島の伝承や伝統的な知恵の多くがN子さんによってかろうじて残されたのです。さまざまな天変地異を乗り越えてきた島民の経験は、
地球上の大気や水の大循環を含む壮大な世界観・宇宙観を形成してきました。この本は、N子さんの膨大な記憶と経験を独創的でユニークなアートとして表現したものです。
本書は、地球環境問題を人間の文化や行動の側面から解決することを目指す総合地球環境学研究所(ちきゅうけん)の出版です。LINKAGEプロジェクトでは、サンゴ礁の島々で水循環やそれに支えられた自然資源の持続的な利用の可能性を地元の方々との緊密な連携の中で明らかにすることを目指しています。この本が、島々の伝統的な生態学的知識(TEK)の重要性に気づく一助となり、島を訪れる人たちにとっても、現在の生き方を見直す手がかりのひとつとなることを願っています。
地球研は、地球スケールで地域から?と?然の関係のあるべき姿を描き、平等かつ公平で、未来可能な地球社会の実現を?指します。(ちきゅうけんのビジョン
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/about/philosophy/)
本書は、まさにこの地球研のビジョンにそった刊行物ですが、書店を通して流通させると、それだけで大きな経費がかかることがわかりましたので、研究所の出版物として作成し、お金儲けの目的でなく活用してくださる方への配布という方法を取っています。
研究者の方はもちろんですが、生活者として、このような内容に興味をもっていただける方にも届けしたいと考えています。その理由は、地球研がすすめている、超学際(TD)という研究手法の重要性にあります。
地球環境問題に対処するためには、研究者とともに、問題に関わるすべての人たちが一緒になって考え、話し合い、行動する「共創」が求められます。国際的には、異なる学問分野の間の壁や、研究者とそれ以外の人たちの間の垣根を取り払うという意味を持つ、「トランスディシプリナリー(TD・超学際)手法」という言葉が、1970年代から使われてきました。TD手法を使った研究は、近年Future
Earth等の国際的な研究プログラムで推進され、その事例数も急増しています。
https://www.chikyu.ac.jp/rihn/activities/project/project/15/
この本は、そうしたTD研究のひとつの成果として、今後につなげたいとおもっています。
電子書籍としては、以下からごらんになれます。透かしが入っています。
実物を手にとってごらんになりたい方は、2023年6月中旬までに、以下へメールでリクエストをお送りください。先着20名様程度まで無料でお送りいたします。
お読みになったあとは、より多くの人の手にとっていただけるように、最寄りの図書館資料館などに寄贈していだくことを希望します。国会図書館には関西の分館の分も含めて送りましたので、寄贈されなくて大丈夫です。
https://airtable.com/shrmT5axgMO1GOm9W/tblpQcSed0XWMhRoV/viwN8WrWRvtxKRYEL
郵便番号,住所、お名前、所属(あれば)
あてさき、 a◎ankei.jp (◎を@にして送信)
安渓遊地・安渓貴子@地球研 LINKAGE プロジェクト
追伸
2023年6月7月に、北海道内3か所で、この本の原画展が開催されることになりました。 http://ankei.jp/yuji/?n=2678
7月15日の小樽会場には、安渓貴子・安渓遊地もうかがって、N子さん、花崎皋平とともに、語り合うという場もあります。
原画展を開催するにあたって必要な 額装費や会場費をN子さんが準備することはできませんが、限られたプロジェクト予算の中で、負担することも難しい状況です。
冊子は送料を含めて無料でお届けしますが、1冊1500円程度のカンパを寄せてくださる方もあり、ありがたいことと思っています。
お読みいただいたあと、図書館や資料館等に寄贈せず、お手元に置きたい、あるいは知り合いにわたしたいからもっとほしいというご希望の方は、N子さんの原画展や、今後の制作(画材代等)への支援として、応援団体へのカンパを贈ることを検討していただくとうれしく思います。もちろん、カンパですから、一切強制ではありませんし、カンパがお送りする前提でもありません。
カンパしていただいた場合は、その旨を、末尾のメールにお送りください。(寄贈者のお名前や連絡先をN子さんに伝えることはいたませんので、お礼状などは届きません。)
ゆうちょ 19060-20619801 トクヒ)ココロ
ゆうちょ銀行 店名九〇八(キュウゼロハチ) 店番908 普 2061980 トクヒ)ココロ
お問い合わせの あてさき、 a◎ankei.jp (◎を@にして送信)