西表島)破綻したユニマットのホテルへの「運営参加は自然破壊」星野リゾートに抗議 #iriomote #hoshino_resort #unimat #urauchigawa RT @tiniasobu
2011/10/11
八重山毎日新聞(2011年10月9日) からの引用です。
http://www.y-mainichi.co.jp/news/19389/
西表島のホテル「運営参加は自然破壊」 星野リゾートに抗議
Category: 社会・経済 Tag: リゾート開発 西表島
星野リゾートの西表サンクチュアリーリゾートニラカナイ運営参画に抗議した西表リ
ゾート開発差し止め訴訟原告団の石垣金星団長=8日午後、八重山毎日新聞社会議室
西表リゾート開発差し止め訴訟原告団(石垣金星団長)は8日午後、10月1日から星野
リゾートが西表サンクチュアリーリゾートニラカナイを運営することについて、「運
営参加は自然環境破壊、環境汚染、地域文化破壊などの違法行為を継続するものであ
り、(星野リゾートの)企業ビジョンとも相反する」と抗議したことを発表した。
同原告団(約560人)は2005年7月に同ホテルを所有するユニマット不動産を被告に開
発差し止め訴訟を提起。最高裁まで上告したが、07年9月に棄却された。
星野リゾートが同ホテルを運営することについて、団長の石垣さんは同日午後、八
重山毎日新聞社会議室で会見し、「島の人がトゥドゥマリ浜を大事にして、多様な生
態系が残されてきた。世界自然遺産登録に向けた生物多様性の要でもあり、守らなけ
ればならない場所だ」と述べ、6日付で星野リゾートに抗議文を送付したという。
抗議文ではホテルの営業開始後、トゥドゥマリハマグリの大幅な減少やウミガメの
産卵がなくなったことを指摘し、「運営から撤退することを強く求め、撤退しない場
合はホテル営業差し止め請求訴訟も辞さない決意だ」としている。
原告団の伊藤正孝さんは「生活している中でハマグリの殻も見られなくなり、ここ
にしかいないハマグリがほぼ絶滅したのではないか」と述べ、松本貢さんも「星野リ
ゾートがどれだけ自然を守ると言ってもホテルが営業しているだけで自然を破壊して
いる」と星野リゾートの運営参画を批判した。
石垣金星さんから星野リゾートあてにおくられた抗議文は、以下の通りです。
2011年10月6日
株式会社星野リゾート
代表取締役 星野佳路様
抗 議 書
西表リゾート開発差止訴訟原告団
原告団団長 石 垣 金 星
弁護団代表
弁護士 井 口 博
私たちは、2005年7月1日、株式会社ユニマット不動産を被告として、西表島
リゾート開発差止請求訴訟を提起した原告らとその支援者で組織する団体です。私た
ちは、この訴訟で最高裁判決が出たあとも、現地の水質調査や環境調査を継続してお
ります。
ところで、貴社は、2011年10月1日より、私たちが訴訟で建設差し止めを求
め、その後も撤去を求め続けている「西表サンクチュアリーリゾートニラカナイ」の
運営を受託するということです。
しかしながら、私たちが継続している環境調査等によれば、当該ホテルの立地する
トゥドゥマリ浜及び浦内川河口域では、当該ホテルの営業が開始されて以来、日本で
はこの浜にしか生息していないトゥドゥマリハマグリが激減し、ウミガメの産卵もな
くなり、浦内川河口域に生息する絶滅危惧種15種を含む360種の魚類など極めて
多くの希少種生物が絶滅の危機に瀕しております。
また上記訴訟において主張しておりますが、当該ホテルは、上記の自然環境破壊の
ほか、
(1)保安林解除の手続を経ずに立木伐採がなされた、
(2)必要な環境アセスメントがなされていない、
(3)ホテル稼働による渇水被害が生じている、
(4)汚排水による汚染被害が生じている、
(5)ホテルから出る廃棄物により汚染被害が生じている、
(6)深刻な海岸浸食や防潮林の倒壊により地域に津波被害等のおそれを生じさせて
いる、
(7)住民の自然調和型生活利益を侵害している、
(8)自然豊かな景観を破壊している、
(9)神々の遊ぶ地として住民の信仰の対象である聖地を破壊している、
(10)住民の入会権を侵害している、
等の違法行為を継続しております。
ところで、貴社は企業ビジョンとして、「リゾート経営における持続可能性」を掲
げられ、「地域と自然の保全」を唱えておられます。しかしながらこのたびの貴社に
よる当該ホテルの運営参加は、上記の自然環境破壊、環境汚染、地域文化破壊等の違
法行為を継続するものであり、貴社の企業ビジョンと全面的に相反するものであって
到底容認できるものではありません。
原告団は、このたびの貴社の運営参加に対して強く抗議するとともに、貴社が直ち
にその運営から撤退されるよう強く求めます。なお原告団は、貴社が運営から撤退さ
れない場合は、貴社に対するホテル営業差止請求訴訟も辞さない決意でおります。
上記のとおり、原告団は、貴社に強く抗議するとともに運営からの撤退を強く求め
る次第です。
以 上
以上で引用をおわります。
関連するサイトは
西表リゾート差し止め訴訟
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2032/
写真集
http://www.geocities.jp/iriomotesosho/
浦内川流域研究会
http://ankei.jp/yuji/?l=j&c=a&n=75
星野リゾートと竹富島
http://www.y-mainichi.co.jp/news/16307/
浦内川流域研究会の会員としての投稿でした。 安渓遊地